5.0
自分はいわゆる普通の家庭生活はしてこなかった…子供は三人居て孫は四人居るが、子供たちの母親はそれぞれ違う女性だ。それなりに愛してたし結婚を視野に入れた付き合いだったと自分では思ってた。けど、離れてったのは全部、彼女たち。。。この漫画を読んで、彼女たちもこんな感情だったのかな?と後悔と反省させられる。
数年前に、三人の子供の一人(娘)が
戸籍謄本を取得した際に母親に聞いた
そうで、【もし自分の親の片割れが居て、生きてるなら会ってみたい】と。。
そこから、彼女(母親)は昔一緒に住んだ地域の周辺から飲み歩いてたお店、
自分の友人らを探し当て俺まで辿り着いた。娘とも会った…いきなり三人の孫娘の【じいじ】になった。
彼女が離れたのは、互いの思っていた事話したかった事の捉え方・考え方のすれ違いだったと聞いた。自分で言うのも何だが…若い頃は、それなりにモテまくってた。本命(同棲相手)以外にも会社の若い子・飲み屋のお姉さん二人・会社のお客さん(三人)・上司の奥さん…摘み食いばかりしてた。だから、きっと、
妊娠したらどうする?って彼女からの
質問にも真摯に向き合っていなかったと受け止められたんだろう。。。
大好き過ぎるのに、受け答えが軽いノリのようになってたのは、照れ臭かっただけで常に真剣に付き合ってた。
彼女はその事実を理解してくれた。
33年ぶりの再会で蟠りは解けた。それからは、ひと月置きに娘家族に会いに行ってる。孫娘三人が行くたびに自分の
胡座かいてる膝を取りっこするのは実に微笑ましい。彼女が言う…やり直す?
自分:嫌だよ、介護するの俺になっちゃうだろ(笑)年齢が自分よりも五歳年上なのに、何処か抜けてるのは可愛いけど
きっと同居したらまた関係が変わっていく。それなら、今みたいな関係性が心地よいよね。(実話です)
と、思わせてくれた作品でした。
泣いたしクスっと笑えました。
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妻が口をきいてくれません
010話
19.妻の回顧「あの日」/特別編