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前向きと勘違いは紙一重!
何でも欲しがる妹に夫を寝取られたティアナが女嫌いの公爵のヴァレッドに嫁ぐ所から話が始まる。
祖母の言葉を座右の銘にどんな時でも前向きに自分らしく生きようとするティアナ。
女嫌いで恋愛関係にならなくても相手を尊重できるような暖かい家庭を築いてみせると意気込んでいたが
初めてヴァレッドに会った時の第一声は「(香水)臭い」。
そして屋敷での生活の規則書を渡される。何と規則は100以上。
分厚い規則書を用意してくれるなんて心の優しい方と言われたヴァレッドは、困惑気味。
ティアナの前向きな考え方はそれを通り越して、勘違いや思い込みが激しく、
女嫌い🟰男性の方が好きから、家令のレオポールとヴァレッドとの恋仲を信じて疑わない。
ティアナの勘違いを正す気にもならなくなり、思わず笑ってしまうヴァレッド。
調子が狂うを調子が悪いと勘違いし、病人扱いされた時には、ティアナが看病してくれないと寂しく思ってしまう。
転生して人生やり直すとか、恋人寝取られてもっといい男と両思いになるお話が最近多い中、
ティアナ、ヴァレッド、レオポールと侍女カルロの漫才みたいな笑えるやり取りは
深く考えないで、サラッと読めるのが良いですね!
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公爵さまは女がお嫌い!