5.0
原作既読組も楽しめる
原作小説は、レナード視点→ジュディ視点でタネ明かしされるので、どんでん返しが痛快でした。漫画版は構成が違うので原作のような衝撃はないけど、各キャラやエピソードが丁寧に掘り下げられ、それぞれ良さがあります。また、原作にはない第2部があるので原作既読組も楽しめる。
小説では遠距離恋愛だったウォルターが、こちらではちょくちょく登場し、喧嘩が強い・執着デレという要素まで加わって更にいい男になってます。小説ではただの小物だったレナードが頼もしく成長しているのもポイント。
ただ、その分レナード派が増え、ジュディとくっつけろという声が多いのが悔しい。レナードは今の時点でもかなり救済されてるんだぞ、ウォルターはジュディひとすじなのに可哀想だろと主張したいところ。
あまりのレナード人気に加え、二部の不穏な展開から、くっつく相手が変わってしまわないかウォルター派の私はかなりハラハラしております。ジュディはウォルターへの愛が原動力になっているので、どうかそのテーマだけは変えず、贅沢を言うならジュディとウォルターのイチャイチャを沢山見せてほしいです。
- 10
復讐は離婚の後で