2.0
内容に対して長すぎる
全体的に感じる古さは時代によるものなので嫌悪感は覚えない(こんな時代でしたよ。懐かしい)けれど、とにかく内容の薄さが気になりました。
壮大な設定なのに、結局は拙い恋愛のストーリーなのかな?主軸がよくわからなかったです。
ストーリーはとても単純です。今世で輪が大勢の人を巻き込んだので複雑に見えているだけです。巻き込まれた人たちの設定も意味深に見えるのですが、それは関係ないようです。色々考察が必要かと思いきや、中身がほとんどなくて、私にとっては謎に長い漫画でした。
終盤は恋愛ものになりますが、紫苑と木蓮がなぜ惹かれあったのかもよくわかりませんでした。2人のそれぞれの過去の話は面白かったですが、出会ってからそれを2人で紐解いて理解し合って…のくだりがほとんどないです。
登場人物も多いし、転生や戦争や宇宙基地や孤児や階級差別などの深いテーマに触れているのに(タイトルも壮大)そこは大して深掘りがされなくて、途中からただの恋愛ものになってしまって消化不良です。その恋愛も深みがない。何かを乗り越えた2人というわけでもないし。
これが名作と言われる所以について考えましたが、設定の斬新さが当時の少女たちに受けたからなのかなと思いました。
自分に描けるのかと言われたら描けないですし、本来批評は好きじゃなくてあまりしたくないのですが、評価と内容があまりにもかけ離れているため、筆を取ってしまいました。
無料で読ませてもらったので星2つにします。
-
0
ぼくの地球を守って