えみりは朝の様子に気がついたのかな。
母親に言われたことはなんとなくしかわからなかったけど、元気そうに見えた朝が実は爆弾抱えたみたいな状態だってわかって、何かしてあげなきゃ、でもどうしていいかわからない、みたいな。
前にも書いたけど、えみりは類友では全然なくて、朝とはタイプが違う。だからこそ気楽なのかもしれないけど、こういう時にはなかなか難しいね(笑)
えみりの母親についての評価は、読んでいる側の世代や立場で分かれるところだろう。余計なことをする·言う人って受け取られるかもしれないし、言動を理解できるというのはわりと上の世代だろうか。
えみりに言いたかったのは無償の愛だろう。具体的に何かしてくれるとかいうことではなくて、何があっても無条件に味方でいてくれるというか庇護してくれるというか、そういう存在を朝は失ってしまったのだと。代わりになんかなれるわけはないことはわかってるから、気遣ってあげなさいくらいの温度感だとは思うけど、えみり自身がちゃんと理解できてない(なんとなくはわかってそう)のもあって、この表現なのかな。
さて、朝はえみりの言葉で「親を亡くす」とはどういうことか、みたいなことに改めて直面したのかな。自分が思ってたよりも衝撃が大きかったのかもしれない。
そんな気持ちを抱えて槙生のところに行ったけど、そんなこととは知らない槙生はいつもの塩対応。
こういうのってタイミングで、誰が悪いわけでもないんだけど、聞く側の精神状態でいつもの言葉も冷たく心無いものに聞こえてしまったりする。
槙生に悪気はないし、ここがテーマなのだろうけど、槙生は親ではない。はからずも朝は無償の愛を失ったことを現実で思い知ることになってしまった。
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違国日記
025話
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