そうか、ゼノの願いは聞いてもらえない。
これだけ過酷な宿命を背負わせておきながら。
緋龍王が亡くなり、初代の仲間が世を去った今、ゼノの能力はなんのためなのかと思うよね。
わかってはいたけれど、ようやく得られた心の平穏をくれたカヤも逝ってしまった、という表現なのか、実際にカヤが骨になってしまうまで手を握ってそうしていたのか。
お空の上でまた会おうという約束も、ゼノには守ることができない。
これはまだ初代たちが亡くなって数年から十数年くらいの出来事だろう。
このあとゼノはどんな歳月を過ごしていくのかな。
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暁のヨナ
316話
第104話 どこにも着かない小舟(3/3)