そうか、ノクシタはわかりやすくエニシャに甘えてたけど、ベルアンは敬慕のようなのに髪に触れたりしていて、一体どういう感情なの?って書いたことあるんだけど、愛だったのね···
大魔道士への報われない愛故に、アバルティアにつけ込まれたということだよね。しかも本意ではなく。記憶がないから大魔道士の魔力を封印したのがベルアンかどうかは怪しいところだけど、そうだったとしても正気ではなかったことが、まだ本人にとっても救いかな。
しかしどちらにしろアバルティアの意思での封印だろうけど、彼は大魔道士の魔力がほしかったんだよね? 違うんだっけ、大魔道士自体がほしかったの??
そうなると転生したのは偶然なのか、わざとさせたのか。
それから正気に戻ったベルアンはどういう状態だったんだろう。
アバルティアに操られてたのか、正気を保ってエニシャを守ろうとしていたのか。恐らくわかっていたのだろうに、どういうつもりでザドカルに行ったのか。
なぜ捕まってたのに、エニシャの前に放り出されてたのか。
まだわからないことはたくさんあるけど、エニシャがベルアンを助けるということは、ベルアンなりに抵抗して、できることはやっていたということなのかな。このあたり、後で描かれるかしら。
家族に等しいベルアンに裏切られたと知って衝撃を受けたけど、それが彼の本意ではないことがわかって見放さないと告げるエニシャ。ベルアンのことが大事だし、彼が自分のことを思って離れていこうとしてるのがわかるから尚更なんだろうな。
でも、ベルアンはこの回想の内容全てを正直にエニシャに話したのだろうか、大魔道士に恋い焦がれていたことも。
だとすると、エニシャの言葉は最大限の愛情だけど、ベルアンの気持ちに応えるものではない。その恋は報われることはなくて苦しいままで···今そんなことを言ってる場合ではないけど、なんだか解決はしないような。
ところで大魔道士は全てを捧げたから、結婚はできないみたいな描写があったけど、転生したからそれはもういいのかしら? だとしたらベルアンにもワンチャンある?
それとも中身は大魔道士だから、誰とも結ばれることはない? じゃあカヒルは···
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末っ子皇女殿下
160話
第160話