そっか、ネックレスを手放したのは、前世の記憶が蘇って、王太子から断罪の上切り捨てられる運命だとわかった時点で、恋心を捨てたということだったのね。
好きだったのだからそれはやっぱり辛かったよね。根が善良ではない令嬢だから忘れてたけど、本心を見ればやっぱりせつないわ。
王太子の心を取り戻す方法は間違ってたし、芋女の思うツボでしかなかったんだろうけど、全てがわかってからの対処は素早くてあざやかだった。
ここから先は身を守らないといけないし、本来自分を切り捨てるはずの家も守らないといけない。感傷に浸ってる暇はなかったわね。
でも、誰かに少しだけ話を聞いてもらいたかったのかもしれない。
唯一の救いは自然に惹かれた相手ではなかったということかな。
努力して好きになったんだもんね。それでもきっかけは違えど愛してたことには変わりはないけど。
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残り一日で破滅フラグ全部へし折ります
010話
第5話 淑女たちの休息(1)