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まあなんか、令嬢が彼を取り合って醜態を晒したあげくにフレデリックが怪我したとかいうのは、エルサの言う通り増幅させただけで、原因は婚約者の裏切りだろう。
不安だったり、思うところはあるだろうに、温かい記憶から取り戻させようとするヒロイン。なんていい子なの···
そして自分のトラウマもウィルのためなら乗り越えるのね。
王太子の服が地味というか質素で、そういう世界観なのかと思ったけど、あれは騎士団の制服だったのかな。ウィルが着てるのそうだよね？
ヒロインの日常着てるドレスも少し華やかになってきてよかったわ。
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ジャマルがウィルに全く遠慮がなくておかしいし、旦那様とはいえ小さい頃から可愛がってきたのがわかる。
だからこそ、ヒロインを蔑ろにしてきたことが許せないのね。ヒロイン自身のことも好きなのだろうけど、何より可愛い坊っちゃんの嫁になった子なのだから、大切なんだろう。
で、ウィルに辛い過去があったことはわかったし、ウィルのことも心配なんだけど、こうなるとヒロインがしんどいよね。
まだ自分の気持ちに無自覚ではあるけど、ウィルに過去に思い人が居て、しかもその相手を愛したままなのだとしたら···
過去に女性がいたことくらいは普通だし、覚悟の上かもしれないけど、今は自分を溺愛してるだけに、尚更記憶が戻ったら？と思ってしまうよね。
エルサの話からわかることは、婚約者が裏切ったということだけ。ウィルが婚約者に対してどういう気持ちを抱いていたのかはわからない。
思い出そうとすることを拒否するくらい辛かったのだとすると、愛してた可能性は高いし、記憶喪失の前に機嫌が悪かったのは再会したのかもしれないよね···
婚約者への気持ちがあったのだとしても過去のものかもしれないし、今そばにいるヒロインへの気持ちは本物だろうけど、それでもおばちゃんちょっと憂鬱だわ。
だけど、大切な人が居たかもしれないと思って身体が冷えたヒロインが、そんなことよりウィルのことが心配で、尚且つ自分が忘れられてなかったことにほっとしてるのが健気で泣ける。そして記憶が戻って自分の幸せは終わるのかもしれないけど、ウィルの望みである以上、記憶を取り戻してあげたいっていうのがもう···
この感じだと、どうやら婚約者の話は再びウィルの耳に入れることはしなかった感じだよね。聞く度に倒れられても困るけど、ここまでくるとどう考えても原因の一つではあって、本人が記憶を戻したいなら教えるべきなんじゃないのかな。
エルサたちは気安いからかウィルに辛辣だけど、大事にしすぎというか、甘いんだと思う。主人のすることだから仕方なかったけど、ヒロインへの仕打ちも改めさせることができなかったのは、これが原因なのだろうし。
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なんだかどちらもかわいそう。
かわいそうだけど、全くめげない王子がすごいわ(笑)
ヒロインは王子のこと何にもわかってないのに、王子はヒロインの取りそうな行動全てわかってるのね。これは勝てないわ。
なんていうか、まだ王子への恋愛感情がない以上、ヒロインは納得がいかないのよね？ 徐々に絆されはするんだろうけど、耐えた10年の結果として、なんらかの報われが欲しいんだと思う。幼い子が辛い感情を押し込めて、張り付けた笑顔で自由になる日を夢見て耐えてたなんて。
妃教育も逃げるならもうやめていいじゃなくて、ちゃんと成果を認めてヒロインの努力を労って、正式に卒業と伝えてあげてほしい。ほんとにちょうど仕上がったところなのかもしれないけど、タイミング的にはそう思われても仕方ないのだから。
それから王子は自分の口でちゃんと説明したのかしら。
結果的に大喜びされて去られたとはいえ、あの舞踏会での振る舞いは、振り向いてくれないヒロインの気を引くための一世一代の？茶番だったのだと。
そういうことちゃんとしてから、改めて自分の思いを伝えたらどうなのかしら。
これまでもずっと努力してきた王子は気の毒なんだけど、なんだかんだ言ってもやつぱり権力でなんとかできちゃう側なわけで。
王子も幼かったとはいえ、ヒロインの辛い気持ちに気付いてたのかどうか。そこを汲んであげられずに自分の思いばかりを押し付けたって、それは上手くいかないよね。
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封印したの、艶だったの？？
っていうか、いくら能力受け継いだからって、小5には早かろ？
そしてせっかく「ひびき」って言えたのに、効かないし···
霊はおじさん一人だけで彼の演技だったし、会話できちゃうし、臭いものに蓋したって発酵するだけって(笑)
一頻り笑って、響の本音に気付いて背中を押してくれる霊のおじさんもいいやつじゃん！とか思ったのに、やっぱり隙を窺ってたとかほんと油断できないよね、おじさんじゃなくて作者さんに。
おじさんの力？でママ化してる響を連れ出した青山だけど、ちゃんと元に戻せるかな？
どのエピソードもハチャメチャで面白いけど、霊絡みは特に可笑しくて楽しいわ。
1
やっぱり竜なのか。
ステラと同じ、研究の成果なのかな。
アデルの居た研究都市は隣国なんだっけ？
そこと隣国の関係がわからなくなってしまった···結局あの研究都市は、隣国の王家の意向を受けてたということだよね。
ルクルの何もわかってない感じが婚約者の心を捉えたけど、ずっとそんな感じよね···それでいいのだろうか。かわいいけれども。
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玉蘭が紫苑との友人関係を続けてたり、恋愛感情を率直に話してしまうことにびっくりする(笑)
玉蘭が人懐っこくてお節介なのもあるとは思うけど、紫苑が全ての感情を見せずに上手く付き合ってるからだけじゃなくて、結局のところ紫苑のことが好きなんだなと思う。
で、紫苑は···自分の気持ちがなんなのかわからないのもそうだけど、他人のことは激しい思い込みだけと分析するんだけど、(それも結構当たってそうなんだけど、)それが自分の思い込みかもしれないことは相変わらず気が付かないのよね。木蓮のことをちゃんと知ったら、そのことに気付く日は来るんだろうか。
繻子蘭も槐もよく見てるし、よくわかってるな。
槐はせつないけれど、二人の見立ては当たってて、紫苑は玉蘭のことも木蓮のことも気になって仕方ない。恵まれた境遇(だと思ってる)故に反発心が先に立ってしまうけど、気になるのは結局は憧憬で好意なんだろうね。玉蘭に関しては本人が気付くことはないのかもしれないけど。
槐に見せる優しさが紫苑の本質かしらね。
9
紫苑の気持ちは複雑だなって思ったりしたんだけど、ここまでの体験からの人格形成が複雑なだけで、こうしてみると心理はわりと単純ね(笑)
ひとつ上手くいけばと思うんだけど、そこはやっぱりなかなか難しい。プライドも高いし、何より愛情を知らなすぎる。
2
これしかいなかったのなら、多少年齢や身分が不釣り合いでも他の貴族でもよかったのでは？ これでは国の威信？にも関わりそうだし···結局ウィルが相手をするなら、婚約者持ちの次男の王子でもよかったような。
さて、リリの親切というか、次期王太子妃としての適切な判断が仇になりそうな予感がするけど、この状況は偶然？ それとも既に策略？？
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羽伸ばし計画を立てながら、殿下を静止したマッチョ子にもう少しくらい···って思っちゃうリリ。なんだやっぱり寂しいんじゃないの。まだ2日目なのに(笑)
リリと殿下のためを思ったのに、また呪われちゃうマッチョ子が不憫ではあるんだけど、ボタン事件があったから仕方ないと言えば仕方ない。
そして殿下、氷の王子は一体どこへ？
リリの前ではそれでいいけど、他の令嬢には氷のままでいいのよ···
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ヒロインを好きだった王子はいろいろ頑張ったのだろうけど、全然報われてなくてかわいそう。
でも結婚相手のことを考えるどころじゃなかったほど辛かった妃教育を10年耐えて、ようやく自由かと思ったらそうじゃない上に、逃げたら免除されたヒロインもかわいそう。それならもっと早く終わりにしてくれてたらと思うし、結局こうなったから終わりにするんでしょ？って思っちゃうよねぇ。
なんていうか、今のところその耐えた10年に報いる何かがほしいけど、残念ながらそれは王子の愛ではなかったのよね。
好意が全然伝わってないから、王子が頑張るしかないわね···
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記憶喪失の侯爵様に溺愛されています これは偽りの幸福ですか?
023話
第9話 黙されていた過去(2)