5.0
毎日無料分最終話までの感想👍
唐の詩人・李白と同名の登場人物がいるので、その頃の中国を舞台にしたと思われる推理物です。
1つの事件が数話で(いちおう)完結するので読みやすいです。でもそれぞれの事件がどこかでつながっていて大きなうねりになりそうな予感があり大円団が楽しみです。
また、事件に関わった人々の置かれた状況や心情が丁寧に描かれているので、事件の真相が明らかになるにつれ共感する読者も多いと思います。
ただの推理物ではなく、主人公の猫猫と壬氏の出生の秘密的なものや、読者を軽く焦らすようになかなか進まないふたりの恋(?)の行方などもからめて素直に楽しめます。
当時の大陸の政治経済的なことや宮廷の内情、妓女を取り巻く状況などもさらっとですが描かれているのが面白いです。
話の展開に無理がなく、(あのふたりの恋バナを除いて)ダラダラと引き延ばすこともなくよいテンポで進みますし、画も老若男女に受け入れられる画風ですのでおすすめです😊
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