5.0
考えさせられる作品
保健センターで働いています。作中では少し嫌な役になっていますが…(笑)実際は明らかに若年の方が来られたら、別室で個別面談をします。窓口で学生(若年)妊婦がやってきたときは正直、「本当に産むの?」と口には出しませんが、思ってしまいます。この作品のようにお金のことや学校のこと、生まれた子の預け先など、本人たちが先々のことまでキチンと考えているパターンは非常に少なく、考えが甘いなと感じることが多いからです。しかし、サポートする立場の私たちも、つい本人たちよりも保護者や周囲の大人たちとばかり話しがちですが、この作品を読んで、本人なりに考えていることや伝えたい思いもあるかもしれないし、周囲が勝手に決めるのではなく、責任を持って本人たちに考えさせるということも必要なのだなと思いました。
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あの子の子ども