3.0
別にBLでなくても・・・
最終話まで読みました。
濁音とは無縁のBLです。かと言って、初々しい感じも清々しい感じもありません。
メインは後に両想いになる主人公の大学生・柚くんと、その下宿先の大家・練二、それぞれの重い重い過去。
幸せではなかった幼少期から、その後出会う人たちの人情に触れ、本当の幸せを知る、みたいなストーリーなので、そこに無理矢理BLを絡めた感が否めない。人情話になってしまっているので、BL要素が弱いというか、別にBLでなくてもできる話だよね、というのが正直な感想。
なんかよく解らんけれど、色んな要素が詰まっているし。
一番解らなかったのは、柚くんの大学の友達の擬態。全体に大学内での話が少なく、柚くんの理解者であるけれど、それ程重要な位置にいない人の擬態が何故に必要なのか・・・「スピンオフ描く気満々やん!!」で思いっ切り白けた。
あと、練二の身長が184cmだか185cmの設定なのに、全くそう見えないのも残念。体つきが妙に貧相だからかな?
ただ、黒髪とっちゃん坊やヘアの受けが個人的には好きで柚くんが普通に可愛かったし、そんな柚くんを構う練二の兄ちゃん味も良かった。
ありがとうございました。
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神村道楽堂二階イ号室