4.0
産科のリアルと、ヒーローの虚構性
大病院で帝王切開を経験し、通常分娩より長く入院しました。普通に母子ともに退院していくケースのほうが少なく、妊娠出産がスムーズに無事に進むことは奇跡的なことだと痛感しました。
さまざまな妊娠と分娩が描かれていて、非常に勉強になる良質な漫画だと思います。
が、それだけに、主人公が有名な覆面ピアニストでもあるという虚構性が鼻につく。いや、ありえないから。ピアニスト、舐めんな! 確かにショパン・コンクールに医学生がいたけど、でも、施設育ちでピアニストとか、ピアノの森が混じってるような天才物語、必要だった?
独特の絵柄とともに、ちょっと抵抗感があってハマりきれなかった。
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コウノドリ