5.0
くりかえされる周と環の関係
周(あまね)と環(たまき)という性別不詳の名前をもつ2人の優しい関係が、時代も場所も性別も年齢も変わりつつ展開する。
周る環は、輪廻だろうか。
エピローグまで読んでこそ繋がる、美しく壮大な物語だった。
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周(あまね)と環(たまき)という性別不詳の名前をもつ2人の優しい関係が、時代も場所も性別も年齢も変わりつつ展開する。
周る環は、輪廻だろうか。
エピローグまで読んでこそ繋がる、美しく壮大な物語だった。
ゲイのカップルだけど、生々しい要素はほとんどなくて、リアルな中年カップルの生活マンガ。
ワークライフバランス、近所や同僚との付き合い、親の老い、老後への備え、日々のご飯!
美味しそうなレシピはときどき真似して作りますが、本当に美味しくできます。吉永先生は料理上手らしいけれど、オリジナルレシピもあるのだろうか。
漫画の大ファンなもので、TVドラマのほうは、かなりガッカリした。好きな俳優さんたちばかりだけど、小日向さんはかなり面白いアレンジだったけど、筧さんとケンジのカップルはもう少し大人であってほしかった。
でも、ドラマから原作に来る人もいるなら、ファンとしては、やむを得ないところ。
大病院で帝王切開を経験し、通常分娩より長く入院しました。普通に母子ともに退院していくケースのほうが少なく、妊娠出産がスムーズに無事に進むことは奇跡的なことだと痛感しました。
さまざまな妊娠と分娩が描かれていて、非常に勉強になる良質な漫画だと思います。
が、それだけに、主人公が有名な覆面ピアニストでもあるという虚構性が鼻につく。いや、ありえないから。ピアニスト、舐めんな! 確かにショパン・コンクールに医学生がいたけど、でも、施設育ちでピアニストとか、ピアノの森が混じってるような天才物語、必要だった?
独特の絵柄とともに、ちょっと抵抗感があってハマりきれなかった。
子供が成長した今、結局どこの子供も親によく似ている。なるようにしかならん、と思う。
親の人生リベンジや理想を子供に負わせちゃダメだ。課金してアイテム購入したって、ゲームキャラみたいに強くなるわけじゃない。
赤ん坊の頃から個性はある。何が楽しそうか観察して、「子供を褒めてあげる機会」になる習い事をさせるのが親子ともに幸せだと思う。向いてない子供に強要して、本人は自信をなくし、周囲から疎まれ、親も極端にやる気をなくし、という家庭もよくある。
この先、受験にのめり込んで重課金の底なし沼にはまり、ネタにできる円満な家庭じゃなくなる将来がありありと想像できて、ギャグ調だけどまったく笑えない。つらい気持ちになる。
いっそエッセイ漫画風の完全創作で、有害な父親も、ポリシーのない母も、振り回される1歳児も実在しません、ってことならいいのにと願ってしまう。
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