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離島医療、知って欲しい
私自身、3人の子を普通分娩で出産しました。
この作品を読んで、それは奇跡的なことだなぁと改めて思いました。だけどやはり、3人産むまでには様々な苦労や苦しみ、悲しみも経験しました。人それぞれの苦悩は、他人には分からないし、私自身も人のことは分からないけれど、この作品に出会い、こんなこともあるんだと驚いたり、感動して涙したり、時には笑ったり、そして今3人の子ども達の母でいられることに改めて感謝しています。
特に離島医療の回は人事ではなく、私の住んでいる地方は限界集落で、この地域に産院は1つしかなく、そこの先生も常駐ではなく、2人が交代で大きな病院から来られているそうです。
しかしそんな状態なのでほとんどが計画出産で、促進剤を使うか切るかだそうです。
しかも急なお産で対応出来なくて何かあっても病院を訴えない、という誓約書を書かされると聞きました。
私はそれが嫌で3人とも1時間半かかる県外の産院で産みましたが、やはり周りからは「何かあったら責任取れるの?」「子供がかわいそう」「我儘」と散々に言われていたようです。私は自分と子どものために決めた事なので気にしないと決めましたが、それが田舎の現実です。
大半の方にはこういった、選択肢のない環境は想像出来ないと思うので、この離島医療の現実を多くの方に知って頂きないなぁと思いました。
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コウノドリ