5.0
正解ってあるんでしょうか
私の息子は軽度の障害があります。小学校から中学校に上がる時、市内でも1学年10クラス以上になるマンモス校に行くことになりました。学校に行く前に、息子と見学に行った際 私は息子のことを校長先生と教頭先生と主任先生に話をして、認識してもらい 息子は学校に通い始めました。
ある日、息子に持たせていた毛糸の手袋の指の部分がちぎれていました。1日で破れた手袋を見て 息子に尋ねたところ ジャンバーのポケットに入れてたんだけど...どこかで引っ掛けちゃったのかなぁ...と首をひねりながら不思議そうにゆう息子を見て「怪我は無い?百均で買った手袋だから仕方ないね^^;」と言って次の日新しい手袋を持たせました。
どうせすぐ破ったり無くしたりするだろうと 買う時に3足買いました。2日目に手袋見せてもらった時、心臓が「バクンッ」と大きな音を立てて締め付けられるくらい痛みました。手袋は明らかにハサミで切られたようなあとがありました。その日は息子に普通に接して 次の日新しい手袋を持たせ、帰ってきた時にまた見せてもらうと吐き気がしました、指の部分は切られてなくなっていました。一晩色んなことを考え泣き明かし、次の日に2日目と3日目の手袋を持って学校に行き、先生に見せて話をするとその日のうちに緊急父母会が開かれました。私は集まっていただいた保護者の方と 早い対応をして頂いた先生にお礼を伝え、「私は犯人探しをしたい訳じゃありません。最初この手袋を見た時 胸が引き裂かれるような気持ちになりました。一晩どんな状況で手袋を切り裂かれたのか...羽交い締めにされて「やめて」と泣き叫んでる目の前でされたのか...そんなこと考えただけで涙が止まりませんでした。ひとしきり泣いたあと、ふと考えたんです。逆の立場だったら...した側でなくされた側だったら...そう考えたらいてもたってもいられませんでした。された側もした側も一生心に傷が残る。うちの子に限って...ではなく、実際問題こうゆうことがあるんだ ということを今1度私を含め皆さんで認識し子供達と向き合うことが必要だということを伝えたかったんです」と話をしました。それ以降ピタッと収まりました。うちの場合、先生にも父母の皆さんにも恵まれてたなと思います。この本は他人事ではありません。ものすごく深い問題が詰め込まれているお話だなと思いました。
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娘がいじめをしていました