5.0
読了!
音楽の時間に教わる「ドナドナ」の世界の悲しみを徹底的に描いた作品。ドナドナたちのサバイバルと解放。一歩踏み外せば崖を転落するようなスリルが続きます。伏線が実によくできていて面白いです。
絶望的な世界観ながら、主人公が最後まで絶望しないところがよいです。あらゆる立場の葛藤を描いているので、ラートリー家の弟以外は大体共感できました。
最終的に、レイは親孝行ができましたね。自分の子どもを鬼に食わせずに済んだのですから。シスター・クローネも、「クソガキ」たちに託した甲斐がありましたね。
あと、最近自分が出産したせいか、背景や脇役の子どもたちが可愛くてやられます。食いしん坊で太めの彼なんか好きです。
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約束のネバーランド