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11 - 20件目/全67件
  1. 評価:5.000 5.0

    喝采!傑作時代物、発見!!

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    久々にスゴい時代物、読んじゃいました……
    いや、この作品、今まで知らなかったのが悔やまれるくらいに素晴らしい。
    初めての作家さんでしたが、まずは絵がめちゃくちゃ好み!虎は可愛いけど威勢が良くてちゃんと身体も男の子で、対する四目屋宗明は今で言うアダルトショップなんて商売をしているけど、クールで恐ろしいほどの色男。しかもいい身体してます!
    そんな2人が(主に四目屋が積極的に、ですよ!)魂レベルで惹かれ合ってくっついちゃうのですから、読者(女)としては見逃せない(笑)

    時代背景も言葉遣いもちょっとした小道具ですら違和感無く読めるということは、作家さんは相当考えて描かれていると思いますし、昔のアダルトショップを舞台にお話を進めるなんて、余程時代物がお好きな方とお見受けしました!

     四目屋主人の宗明の気持ちを敏感に察知して、使用人たちがだんだん虎に対してあたたかく声を掛けるようになり、身内の扱いになっていくのが本当に素敵で、虎に何かあっても絶対助けてもらえる!という安心感がめちゃくちゃ良かった……。
     更に、商売の割にロマンチストな四目屋主人が虎を手に入れたときの、隠しきれない嬉しさが滲み出てしまった表情と名前を連呼しながらのHにキュンが止まりません!

    もっともっとたくさんの方の星5レビューがあって然るべきな作品だと思います。作家さんの他の作品も是非読んでみたい!個人的にはこの作品のスピンオフなんか、期待しちゃいます。もちろん続編も!

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    副島社長のセフレ遍歴に終止符を。

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    他作品では社員に手を出すクズ社長だった副島氏。社員だけでなく、プライベートで行きつけてる先々でセフレをつくり、5人の相手と共に充実した(イヤ、「奔放な」の間違いか…)人生を謳歌しているかに見えた副島社長ですが、この度メデタく半ば強引に1人に絞られることに(笑)。

    それがまた、めちゃくちゃイケメンの高身長ガッチリボディ、アートの感性もピッタリ合う出来過ぎ彼氏。その上、同じ芸術大学の同級生で、学生時代から副島に片想いしていた一途男子となれば、さすがの副島社長もその手に堕ちないワケはない!
     件の彼氏、和久井は得体のしれない無欲、無表情、無名の画家として登場しますが、後々考えるとそれらは全て副島を堕とすための手段だったのではと思うほど、見事に副島を絡め取っていくのです。その過程を見ているのが本当にエキサイティング!

    温めていた初恋が爆発している和久井と真剣な恋には一線を引いていた副島の、四十路に入るのに大人気無いほどの独占欲と性欲と素直になれない愛情表現が読者を惹きつけて止みません。本人たちはドタバタもがき、「なんで俺がこんなカッコ悪いことを……」と思っているでしょうが、端から見れば仕事に妥協を許さない、カッコいいイケオジ2人の大恋愛物語。終盤の和久井がスケッチした副島が、なんとも心に刺さります。

    さすがさすがの作者さん、今回も極上のラブストーリーをありがとうございました!

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    剛と光生と愉快な仲間たち

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    文句なしに面白い!!めちゃくちゃ面白い!!さすがのキャラ設定!グイグイ引き込まれるストーリー展開!と、のっけから興奮してしまいましたが、ずっとずっと以前からこの作者さんが大好きで、いろいろな作品を読ませていただいていたことがフラッシュバックしてきました。最近、少しご無沙汰だったのですが……

    とにかく濃ゆ〜い人しか出てこないのに、無理なく自然にお話が進んでいきます。スーツが似合う上品な正統派イケメンの光生が、虎の顔がついたスタジャンを着たガサツな元ヤンの剛に惚れるという設定だけでも面白いのに、剛とゲイバーのマスターの家庭環境や馴れ初め、その親父達の恋、光生の元勤め先の節操のない社長(別作品では主役)の絡み具合などなど、2人を取り巻く愉快な面々が本当に魅力的でいい仕事してます(笑)
    ちょっぴりズレているようで、全員が本当に大切なことは何なのかが分かっていて、最後は八方丸く収まる幸せな物語。
    そして、きちんとHシーンも完備されております!
    ジェントル光生の攻める雄の一面がのぞけたり、抱かれる側なのにやたらとスッパリヤル気になっちゃう剛のカッコ良さが素敵です。

    作者さんのセンス溢れるセリフと間、ちょっとした書き込みも秀逸。面白ポイントしかないこの作品、迷っている方はぜひ読まれると良いかと。
    私も、作者さんの最近の作品をこれから余す所なく堪能させて頂こうかと考えています!

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    涙腺崩壊の危機、再び

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    作者さんの名作「52ヘルツの共振」を読んでファンになり、今回も配信のお知らせ早々、読ませていただきました。当然、今回もイッキ読み&涙腺崩壊となり、その勢いのままレビューしてます(笑)

    ユキとシノは幼馴染みで高校も同級生で、だけど付かず離れずの関係をあえて保ってきた友達どうし。そんな2人が大学進学と同時にたまたま「同居」し、それが「同棲」となるまでのお話です。
    ユキとシノの中に秘められたお互いの熱が、ユキの自覚によって重なり合っていく様子が丁寧に描かれていて、作品の中の言葉一つひとつに胸を打たれました。ユキとシノのお互いを見つめる眼差しが、とても優しくて愛おしげで更に心を揺さぶられ、結果的にストーリーの真ん中くらいからずっと涙目で、テイッシュの箱を横において読み進めていかなくてはなりませんでした。

    作者さんの作品の魅力でもある熱や欲望をぐっと抑え込んだ心情表現が、本作品にも本当に効果的に使われていて、二人の視線が絡む度、シノの手がユキにほんの少し触れる度に涙が溢れる始末。
    2人で出かけた先の海辺で、ユキがシノに抱かれる決意を伝えるシーンは、BL史上最も純粋なHのお誘いなんじゃないかなあ。

    読み終わって軽く頭痛がするほど泣いてしまった本作品。心に深く深く刻まれる作品だと思います。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    男子でなければできない恋愛

    ヤッター!久しぶりの続話配信に小躍りしました!
    私の常として久しぶりに配信があった作品は第1話から読み返すので今回も一気に読み倒したのですが、今までの分を読んでいる間から背中がゾクゾクするほど今回の配信分が楽しみでした。

    今回分は……もう、もう、も〜っ!!めちゃくちゃカッコいい!!
    本格的な政治絡みの桜田門モノの様相を呈してきたにも関わらず、恋愛にも手を抜かないストーリー展開、作者さんに拍手喝采。
    偉くなった斉藤さんは相変わらずの亭主関白ぶりで、矢島に会えなければ無理やり呼び付け、近くに寄ればすかさず抱きしめて無言でキスをし、離れようとすればどんな手段を使っても連れ戻して手ごめにする(笑)
    矢島は矢島で、素直に斉藤さんの愛を受けとれない複雑なオトコ心を抱えて、いつもそっぽを向いたりする。まあ、あんなに強引な愛情表現ですから、素直になれないのも分かりますが。
    この愛の攻防が、ある時は淡々と、ある時はコミカルに、ある時は暴力的に(!)、でも切ないほどの情熱を持って行われるわけで……読者としてはもう翻弄されるしかすべがないのです。

    し、か、も!!今回の配信分から作者さんの絵が少しガッチリして、より男らしい顔つき、体つきになって私好みに近づいたため、今までも私の中では星5を超えていたのですが、星20くらいつけたい衝動に駆られました。

    この作品の関連シリーズは全て読ませていただいていますが、このDOGSが一番良い!男子ならではのドライさのせいで、より一層愛を感じられる仕掛けが満載です。

    とにかく一度お手に取っていただきたい!男子同士の恋愛の真骨頂が堪能できます。

    • 17
  6. 評価:5.000 5.0

    愛しき、かすみ楼シリーズ!

    作者さんの「ルビーレッド…」を読んで、ちょっと気になっていた物怪✕人間の「かすみ楼」シリーズ、一気に3作読みました!どれも素晴らしかったのですが、3作目に当たるこの波瑠灘と地架のストーリーが一番好きなので、こちらにレビューを書かせていただきました。

    まず、何と言ってもやはり絵が素敵です!特に小さいのから大きいのまで、妖怪、幽霊、龍神、鬼、そして人間も、全てが見事に描かれていて本当に感心しました。水◯しげるさんの漫画に勝るとも劣らない、いや、私的には上回っているのではと思うほど。
    イケメンを描くのは得意という作者さんはたくさんいらっしゃると思いますが、イケメンからオドロオドロしい妖怪までを同じタッチで、時に可愛らしく描ける作者さんは少ないのではないかと。

    ストーリーも本当に秀逸。3つの作品がそれぞれ感動的で、人と人でない者達の間に生まれた愛情が全ての垣根を取り払っていく様子が自然に描かれていて、この3作目を読み終わる頃には「かすみ楼」という遊郭は必ずどこかに存在していると錯覚するほどでした。
    時にクスッと笑い、時に涙し、時に絵の美しさに見惚れ、更に日本のトラディショナルにも触れられてしまう、一粒で何度も美味しい作品だと思います。

    是非是非、3作まとめてご一読を!(多少長めなのがまた読み応えあります!!)

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    イケ過ぎオヤジと豹で天使なおニーチャン

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    元ヤクザで妻を事故で亡くした源慈と、天から堕とされた天使で豹の姿になれる琥士郎の純愛溺愛ラブラブなお話でした!
    ファンタジーなのにリアル!
    オトナ(オヤジ)なのにキュート!
    作者さんの代表作に登場するイケメン達も度々登場して、一粒で2度美味しい作品です。

    ちょっぴり天然な琥士郎の全身から溢れ出る源慈愛と、人生の酸いも甘いも噛み分けた源慈の内へ内へと溜め込む琥士郎愛が対照的なのですが、後半は溜めきれなくなった源慈が爆発するのが本当に素敵でした。

    顔もモデルばりの美形のコーシローに「なぁなぁ、源慈〜」と甘えられたら、シブい顔ばかりしている源慈も内心ニヤけるしかないだろーな〜と思うと、こちらも幸せな気分になってしまう愛溢れる作品。
    作者さんのどちらかというとシリアスな作品群の中では、ずば抜けて愛おしく、可愛らしい作品だと思います。

    ファンタジーが苦手な方にも超オススメ!

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    歳下スパダリの快進撃!!

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    ハイっ、今回もサイコー!!
    というわけで、作者さん買い大当たりでした。

    「40までに〜」もそうですが、歳下頭脳的強引ワンコに弱い私は今回も一気にハマる羽目に。
    自分に自信がなくて、涙が出ちゃう時がありながらも健気に頑張る歳上の生吹を着々と罠にハメつつ(?)、必ず幸せにするんだという心意気を持って突き進む灯生の快進撃がたまりません♡
    本当は自分にも挫折の過去がありながらも、恋する相手と共に立ち上がり、恋も仕事も成功させるべく奮闘し続ける姿に思わず心の中で大声でエールを送ってしまいました。
    最後には人生を共にする覚悟を灯生に必死に伝える生吹のシーンには心臓がギュンってなりました……

    もちろん、絵も綺麗でイケメンスーツ男子の魅力にクラクラ。時々コミカルな2人のやり取りに吹き出しそうになる作者さんのギャグセンスもツボ。
    いつもヨレヨレしながら見守ってくれるちっちゃなお爺ちゃんといちいちツッコんでくれる猫ちゃんがまたいい味出してます(笑)
    2人の名前に「生」の字が入っているのも素敵だなぁ……

    とにかく、私の中では最高ランクの作品でした!

    • 5
  9. 評価:5.000 5.0

    まって、(私も2人が)好き!

    う〜ん……なんというか……甘い!甘すぎる!!というわけで、大好物です(笑)
    こんなにイケメンで、芸能界と美容界の華やかな2人なのに、純なDKのような初々しさがあるじゃないですか!ステキ!!

    作家さんの他の作品も拝見しましたが、ホントに可愛くいつまでも眺めていられる男子がたくさん出てきて、目の保養です。(フフフッ)
    ちょっと切ない表情、幸せいっぱいの表情など、思わず読んでいるこちらも顔の筋肉が動いてしまいそうな豊かな表情が素晴らしいと思います!

    続きが出たら迷わず買っちゃうぞッ!!(語気荒め)

    • 4
  10. 評価:5.000 5.0

    幸せの輪

    「シークレットノート」「ハイドランジアケージ」そして今回の「イノセントベル」、前2作の全てが繋がる読み応えたっぷりのお話でした。
    天宮家にまつわる3組の恋人たち―雨情とヨヒラ、快晴と小枝(!)、そして朝陽とトトキのそれぞれがそれぞれのドラマを乗り越え、長い年月を乗り越えて、まさに運命の歯車が噛み合うように幸せの輪に引き込まれていく様子に、自然に涙が落ちました。
    朝陽の妹で医師のユイの存在がまた救いでした……。

    今回のタイトル、なぜ「ベル」なんだろうと思って調べたら、トトキの名前の由来である桔梗の学名Platyscodonのcodonとは、ギリシャ語で『鐘』の意味なんだそう。それでベルなんですね……。紫色の凛とした桔梗が少しうつむき加減に咲いている様子は、まさに美しく芯の強いトトキのよう。作家さんのネーミングセンスにも脱帽です。
    少し硬質な特徴のある絵と、お話の雰囲気がマッチしているのも◎!!

    とにかく、前2作も含めて通読するべき傑作だと私は思うのです。

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