過去に小さな啓が直を連れ出して直が倒れてしまった時、母親は直と啓を一緒に抱きしめなければいけなかったんだと思う。
直を連れ出したらどうなるか、なぜいけないのか、日頃から具体的に根気強く教えていれば、子供は理解してそれを守ります。これは親の落ち度で姉弟を怖い目に遭わせてしまった事例だと思います。
今回の話のラストでは家族四人が微笑んでいますが、これは正直、胸の痛い終わり方でした。
母親が表情を和らげたのは、啓が無事に帰ってきたからではなく、直が楽しそうに学校の話をしたから。直が階段を上れたと報告したから。
父親は最初から問題外で、地味に無神経なことばかり言っていて、ともすれば母親以上に啓を傷つけかねなかった。
両親ともに問題はまだ山積ですが、子供たちは家族が仲良くいられることを何より喜ぶと思うので、先生は子供たちの笑顔を見てそのまま帰ることにしたのかな、と感じました。
長文すみません。つい力が入ってしまって。汗
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放課後カルテ
026話
カルテ#13(2)