大沢房太郎は死後も誰かの記憶に生き続けたい、その一心だったんですね。過去に全ての家族を失ってしまった時に、この世から消え去ってしまう悲しさを知り。
ゴールデンカムイは登場人物の生い立ちをそれぞれに詳しく描いていて、特に家族への愛憎や喪失がストーリーの重要なポイントになっていますね。
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66位 ?
大沢房太郎は死後も誰かの記憶に生き続けたい、その一心だったんですね。過去に全ての家族を失ってしまった時に、この世から消え去ってしまう悲しさを知り。
ゴールデンカムイは登場人物の生い立ちをそれぞれに詳しく描いていて、特に家族への愛憎や喪失がストーリーの重要なポイントになっていますね。
白石に『良く見ておけ』『忘れるなよ』と念を押していた時点で既に、房太郎は自分の傷が致命傷であることを悟っていたように感じました。
あーあ、の先からはもう覚悟の上。王になる男の死に様でした。
この事態、『スコップで殴られた』だけじゃ済まされないですよね。
杉元は大火事の中で殴られ置き去りにされて、あわや命を落とすところ。房太郎は杉元から引き離したアシリパを一人で護れず、第七師団にまんまと奪われてしまう大失態。
それでもアシリパ奪還のために房太郎と組まなければならない杉元の心中を思うと、辛い。
箸かよ!と思わず言ってしまいました。
アシリパは捕まってしまったけれど、額に刺さったのがもっとひどい武器じゃなくて少しホッとしました。
大丈夫、必ず杉元が連れ戻してくれる!
白石ーーーー!!
大好き!!
これまで房太郎が続けてきたアシリパへの質問攻めは、ここに繋がっていたんですね。
アシリパの杉元への想いを把握するために訊いていた。
最後に極秘で彫られた刺青。
門倉のそれには、他のものとは違う重要な何かが記されていたりするだろうか。
尾形がふたつの窓のそのまた向こうを馬で走る宇佐美の心臓に狙いを定めて銃弾を発射する、その臨場感に鳥肌が立ちました。
あの軌道だと、杉元のかなり近くを弾が通っていったでしょうか。もらい事故しなくて良かった。
どんな状況でも、銃においてはやっぱり尾形が一番だと思えてしまう。
杉元が完全に怒った。
ゴールデンカムイ
403話
第263話 海賊房太郎こと大沢房太郎