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現実世界でみてる創り出す夢…
超人見知りで皆んなに打ち解けられずにいる、宝生いろは。
いつも不機嫌に見られてしまい、ぼっちの日々。
しかし、唯一心を許せて笑顔を見せられる先輩がいた。
阿久津 想。
中学3年の時、1人で静かにしていてもおかしくないから図書館で勉強していた。すると、近くの席に座ってきた想が、空腹でグーグーお腹の音を響かせていて、アメ🍬をあげたいろは。
それから、想と同じ高校を目指そうと勉強する。
想からは使っていた問題集をもらい、頑張って入学。
クラスにはやはり馴染めず、休み時間きまって外へ。旧校舎の中庭で、「先輩」と話しをする。
日課…。それをクラスの男子に見られてしまう。
現実世界の創り出した夢。
いろはは、1人ぼっちで話して笑っていたのだ…
あまりにもコミュニケーションがとれないため、1人で話す練習をするうちに、自分で作りあげたその場に居ない想の姿を想像して話していたのだ。
「悩みがあるなら聞くから、そこに行くのやめなよ。」
と男子に言われるが、その妄想が今までの支えであったため、
「阿久津想はいるもん❗️」と大声を出す。
すると、教室に入ってきた初めましてのはずの男子は、いろはが会いたかった想だった。実在した想。そして、1つ先輩のはずなのに
「今日からクラスメイト」と話す。
本当に想が来てくれて良かった。
どうやら病気をして留年したらしいが、いろはを気にして俺と話してと言ってくれる想が優しい。
でも、しばらく会ってない後輩のこと、そこまで気にしてるのって、何か他にもありそう。
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ユメかウツツか