5.0
自分が死ぬ時は…とつい考えさせられる
私の祖母も亡くなる前の2ヶ月間ほど、大きい病院の終末期病棟にいました。
認知症や他の精神疾患・足腰の悪さなどはあったものの、とても元気で食事も一日3回きっちり取り、人と喋る事が大好きな人でした(ほとんど本人の自慢話と他人の悪口でしたが笑)
突然食べる量が少なくなりどんどん弱って行って入院し、あれだけ人の悪口や文句など言いまくりうるさかった祖母が最後は寝たきりで静かになり、息を引き取る時も眠るように穏やかだったそうです。
この作品に出会って改めて、終末期病棟の存在を思い出し、自分もいつかお世話になるかもしれない、いやその前に自分はそういう状態になるまで生きているのか(何が起こるか分からない世の中)どんな最期を迎える事になるのか…と、本当に一話一話考えさせられます。
怖い・悲しいと感じる場面ももちろんありますが笑える描写も多くて、今とても好きな作品です。
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