5.0
2巻までは辛抱じゃ
この作品、古本屋に必ずあるんですよね。なぜか2巻まで。それ以降の巻は、小規模店だとないトコが多い。と、言うことは3巻からが二ノ宮知子ワールド発動?と思い読んだら、それはそれは面白うございました。皆さん、すこーしの辛抱で手に入る甘いブドウですよ。
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この作品、古本屋に必ずあるんですよね。なぜか2巻まで。それ以降の巻は、小規模店だとないトコが多い。と、言うことは3巻からが二ノ宮知子ワールド発動?と思い読んだら、それはそれは面白うございました。皆さん、すこーしの辛抱で手に入る甘いブドウですよ。
河原で喋ってるだけの青春でもいいじゃないか。確かそんなキャッチコピーで映画やドラマは宣伝されていたと思う。そのコピーのままに軽妙なやりとりを笑いながら読み進めると突然突き落とされる。好きな作品だ。
泣く子はいねーがーと夜な夜な夜廻りの遠藤平蔵。お節介だったり的外れだったりもするけれど、流石猫さんなので爪跡はしっかり残すのです。時には命を懸けた闘いも。皆一生懸命生きてます。
歌ちゃんはヒモでクズで何やってるか不明な危ないヒト。マコもよーく分かってて切れたいんだけど切れられない。だってときどき独特の優しさを見せたり、カッコいいんだもん。そして不言実行でめちゃくちゃです。
忘却少年勝久くん 、美大周辺、雁子鴫子姉妹、そして動物のお医者さんを経ての佐々木倫子作品!医療の現場を描いているのでドラマがあります。でもその中にもこの作者特有のすっとぼけワールドは生きてます。
清原なつのの「今」(と言っても舞台は40年ほど昔だが)も昔語りもSFも、全て一本の線で繋がっているように思う。突拍子もないかのように感じられてもそれは紛れもなく我々の来し方行方なのだ。
イイ人、誠実というと、とかく感情面で考えられがちだが、しっかり人に向き合い、何が必要か熟考し、理論や統計も活かし、理解した上で答えに近いものを導く力が素晴らしくよかった。
よしながふみのファンだがもう期待以上。深刻な背景も「だから特別」ではなくサラリと「皆の中の一人」、一緒にワサワサ生きていく姿として描かれている。好き。
どんな環境でも状況でもそこに生活する人はいて様々な毎日を送っている。どうか今日「ああ美味しかった」と思えたように明日も美味しいと思えますように。
佐々木倫子ワールド全開の素敵なお話です。獣医学部の日常が淡々と描かれています。そのトボけたような味わいがヤミツキに。
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