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夢子ファイト
頭打って記憶喪失の夢子ちゃん。頭打ったせいか、はたまた何かに取り憑かれたのかと思う勢いで花のように周囲を明るくしていきます。
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頭打って記憶喪失の夢子ちゃん。頭打ったせいか、はたまた何かに取り憑かれたのかと思う勢いで花のように周囲を明るくしていきます。
「飲みに行こうぜ」「瀬戸の花ムコ」「震えるホラー」すべてがもうハチャメチャで面白く、次々買ってしまいました。疲れに効きます。
陸奥A子といえば、その真綿のような優しい世界観で愛された王道の少女漫画家。女性誌となると少し想像が難しかった。しかし引き算の効果が生きている画風、丁寧にでも必要以上ではない情景描写心理描写。語り口に惹き込まれる。
泣く子はいねーがーと夜な夜な夜廻りの遠藤平蔵。お節介だったり的外れだったりもするけれど、流石猫さんなので爪跡はしっかり残すのです。時には命を懸けた闘いも。皆一生懸命生きてます。
清原なつのの「今」(と言っても舞台は40年ほど昔だが)も昔語りもSFも、全て一本の線で繋がっているように思う。突拍子もないかのように感じられてもそれは紛れもなく我々の来し方行方なのだ。
登場人物達は事象や気持ちを明確に言語化出来るタイプと「伝えている」つもりでウヤムヤにして場を混乱させている人達とのニ別化?現実は後者が多数勢。言葉以外で分かることも多い現状を見ればそれで良しとなるところも。だが適切に明確に伝えるスキルは大事。また喋ることと口を噤むべき判断も大事。
河原で喋ってるだけの青春でもいいじゃないか。確かそんなキャッチコピーで映画やドラマは宣伝されていたと思う。そのコピーのままに軽妙なやりとりを笑いながら読み進めると突然突き落とされる。好きな作品だ。
宝石展を見に行った折、ところどころにこの漫画の断片が添えられていて気になっていまし
た。ここで読めて非常にシアワセ。
この作品はクラシック音楽、音大の日常、音楽家の暮らしぶりとドタバタコメディを初めて融合させた金字塔です!
この作品、古本屋に必ずあるんですよね。なぜか2巻まで。それ以降の巻は、小規模店だとないトコが多い。と、言うことは3巻からが二ノ宮知子ワールド発動?と思い読んだら、それはそれは面白うございました。皆さん、すこーしの辛抱で手に入る甘いブドウですよ。
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デブとラブと過ちと!