麗本人はいたって真剣なとこ悪いんだけど、うろたえっぷりが、どうしても面白い(笑)
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麗本人はいたって真剣なとこ悪いんだけど、うろたえっぷりが、どうしても面白い(笑)
一度ラストまで読んでから読み返すと、全てがひっくり返って見えます!
陛下の何が素敵かって、ロマンス的な部分以外では、強くて深くて揺るぎない父性だな。
「何も変わらない」って優しく微笑むだけでも、子は安心するだろうに、「この上ない幸せ」なんて、いくら皇后のこと何とも思ってなくても、不貞の子を相手に中々言えないよ…こんなこと…。
ましてや時代設定考えたら、皇族間の不貞を大っぴらにできないにしても、謀反の疑いとか理由つけて、母子ともに処刑…むしろ族滅とかが普通だろうに…。
そりゃ、似てなくても実の親子じゃなくても、陛下と皇太子が「そっくり親子」になるよ。
看病してる手が傷まみれで、本当に戦場から帰ってきてすぐ来てくれたのが分かる…。
皇后、この期に及んで「後悔はない」というのがスゴイが、それだけ慎を愛してたってことかな。その慎は他にも女遊びしまくりだったから、彼女もいいようにされた一人な気がしないでもない。
最後の最後に、母親としての良心だけは取り戻してくれてよかったけども。
「お人好し」と「いい人」は少し違う…というのが、いいな。
確かに、お人好しゆえの困ったところとか、あるよね。騙されやすかったり、良かれと思ってしたことが思わぬ事態を招いてしまったり。
まさに、冒頭の麗は身近な人の悪意に気づけなかったり、可哀想に思って麻沸散持っていったことで、そんなつもりはなかったのに、呪いを助けてしまったから…。
陛下、そういうの全部分かってるんだよね…分かった上で、どうしようもなく好きなんだな…
こっから、どうやってBLになるんだ!?という、ハードな世界観。
古代中国の宮廷って、実際、かなり過酷だったんですよね…
ここで張り巡らされてる伏線やミスリードは、後から全てひっくり返るので、2度読み必須です!
魂約
009話
第8話