5.0
何度も繰り返し読んでしまう
これ、何度もリピ読みしてしまいます。荻野課長が大好きです!
11年という長い歳月を共にしてしまうと、愛情よりも不満が目に付くようになるのでしょうね。
長くいればいるほど、今さら別れることもできず、ただ時だけが過ぎてしまう。
優には結婚という未来も、慣れ親しんだ相手が居なくなるという未来も描けず、ズルズル千鶴と付き合ってしまった。
千鶴のいうように、長年引っ張るのであれば早く別れを切り出すべきだったんですよ。
結局、浮気心から若い女性にフラフラし、「どちらとも上手く付き合えないか」と身勝手な行動までしてしまうような男と居ても、千鶴は幸せにはなれなかったでしょう。辛くとも、別れて正解です。
しかし長年の愛を裏切られる辛さのあとに、あんな素敵な男性が待っているなら、千鶴の別れは無駄じゃなかった、それが運命だったと思えてしまいます。
この漫画に引き込まれてしまうのは、優柔不断で卑怯な元カレ優と、類は友を呼ぶその浮気相手と、恋を邪魔する嫌なおばさんという明確な「敵」と
千鶴への真っ直ぐな思いや、暖かさ・優しさを持った素敵な荻野課長という分かりやすい人間模様かと思われます。
敵達には読んでて嫌悪感を抱きますし、それと対比するように千鶴に優しい荻野課長にはトキメキしかなく、応援したくなります。
荻野課長は意外と?積極的で、実際にアラサー~アラフォーに近い男性から、こんなことされたり言われたりしたら、ちょっと引いてしまいそうなものなのですが。
そこはイケメン・仕事できる・愛情深い・でもちょっと抜けてて可愛いという、超ハイスペックだからこそ許される(笑)
女性読者で、荻野課長に落ちない人がいようか…千鶴が羨まし過ぎます(笑)!
相手の喜ぶことだけを考えて、それを幸せだと想ってくれる人。こんな人なかなかいないですよ。
これを読むと気持ちが暖かくなり、自分も旦那の喜ぶことしたくなります。
本当に素敵な作品です。
千鶴&荻野課長の、結婚に至るまでのストーリーも見たかったなあ。作者さん、今この作品大人気と思うので、番外編書いてくれませんか(笑)
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