5.0
我慢を重ねながら生きてきた美世。
旦那様が向けてくれる愛情にも、自己肯定感の低さゆえ、うまく受け取ることができていない感じが、共感を覚え涙しました。
特に甘味処で(多分)旦那様といるときに、時間が止まればいいだったか、一緒にいたいだったか…そのような心の声が描かれたシーンがあったのですが、切なすぎて泣きました。
願うことも諦めてきた、幸せになることも自分にはもったいないような気がするという、自己イメージの低さに悲しみを感じ、どこか共感するところもありました。
幸せな結末を迎えてほしいなと思わせる作品です。
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