5.0
王妃の思惑で性別を偽って育てられた王女。ただひたむきに国のため、自分の果たす役目のために精進し、生きてきたのに、役目を全うして死ぬことすら許されず、突然“普通の女の子として生きて”。
母親の気持ちもわかるが、男性と女性に求められる役割の違う時代、いきなりそれまでの人生も価値観も変えろと言われたって。
不幸中のだったのは、売られた先が娼館ではなく女中だった、ということか?(女性としては無事だった)自分らしく生きるためにチャンスをものにし、道を拓いていく、そんな姿を追いたくなる作品。
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光と影