5.0
重いけれど興味深い
私は幸い温かく平穏な家庭に育ったけれど、こんな風に子に死んで欲しい親がいる。親を殺してしまう子どもがいる。
どこから間違えたのか見当もつかない。
これは特殊なケースではなく、一歩間違えれば自分も陥るかもしれない話なんだと思う。
どこに落とし穴があるのか、見極めるのは容易じゃないはず。
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私は幸い温かく平穏な家庭に育ったけれど、こんな風に子に死んで欲しい親がいる。親を殺してしまう子どもがいる。
どこから間違えたのか見当もつかない。
これは特殊なケースではなく、一歩間違えれば自分も陥るかもしれない話なんだと思う。
どこに落とし穴があるのか、見極めるのは容易じゃないはず。
なぜか「かくかくしかじか」から入って「東京タラレバ娘」をちょろっと経由しての東村作品3作目。
やっぱり面白いです。
わたしは出産経験はありませんが、それでも楽しめました!
子育ての大変さ、愚痴、キレイゴトじゃないリアルさ、でもそれがしんどい嫌なものではなく、楽しく描いてあるのでお勉強や指南書とは絶対的に違う立派なした娯楽作品に仕上がってます。
私が実際育児をする時にはバイブルとして単行本を購入すると思います。
広告で気になってとりあえず1話を読んだら止まらなくなってしまって12話まで全部大人買い(ってほどの値段じゃないけど)です!
保身のために空気読んでるはずが逆に自分の首を絞めてる凪ちゃんの苦しさ、大なり小なり経験してる人はたくさんいると思う。
もちろん私は凪ちゃんに共感しまくり。
1回目は凪ちゃんに感情移入しながら読んで、変わっていく凪ちゃんに勇気をもらいました。
そして2回目は慎二に感情移入しながら読むと、また世界観が変わって見えました。
慎二は凪ちゃんと同じ種類の人間なんだね。
お調子者で要領のいい営業部のエースは、凪ちゃん以上に空気読んで読んで読みまくって出来上がったキャラ。
だから凪ちゃんのことを誰よりも理解してたし愛してたし、でも嫌いな自分を見てるようでイライラもした。だから冷たく当たったりもしたんじゃないかな?
そんな慎二の本当の姿に、同僚達も凪ちゃんでさえ気づかなかったのに、初対面のキャバ嬢が見抜くってのが面白かったです!
個人的には、凪ちゃん以上に頑張れ慎二!って思ってしまう。
自分と同じ種族の凪ちゃんだけは何があっても離れていかないと思ってたのに、ハッキリ拒絶されてショックだったね。
でも凪ちゃんは必死に変わろうとしてるんだから邪魔しちゃダメだよ!
あんたもニセのお調子者キャラじゃなくて、本当の自分で凪ちゃんに誠実に向き合えば、もしかしたら復縁できるかもよ?
…なんて慎二の母親目線のような気持ちがフツフツと芽生えてますww
でも凪ちゃんの新しい恋を応援したい気もするし…
早く続きが読みたいです!!
私も自分は発達障害かもと疑っている身なので、「あるある!」という共感と「よかった、私ここまでヒドくないw」という安心を味わいつつも、楽しく参考にしています。
最初このヘタウマ?な絵が苦手でずっと読んでいませんでしたが、読んでみてビックリ!
感動的な泣けるお話が多く、素晴らしい作品でした。
かなりエグいお話もありますが、この淡々とした絵で逆に緩和されて見やすくなっているとも言えます。
命について考えさせられる作品です。
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