職探しして独り暮らしの所へ手紙を寄越したのはイアンの妹だった。ノッティンガム家を傷痍軍人のリハビリにするから、一緒に看護学を学び働かないかとの誘いだった。前世とは違い、イアンの妹と一緒に働くのは楽しいらしい。気も紛れるし。
2カ月過ぎた頃のイアンは、戦場で身体が鍛えられて素敵になっていた。そこへ届いた手紙は誰からだろう。普通に、マデリンからだと期待するけど、あんな別れかただったから、思いも寄らない手紙なのかも…
マデリンの現世が変わったから、イアンも良い方へ変わって欲しい。そして無事帰って欲しい。
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運命は時の彼方に
022話
第22話