4.0
あり得なくもない?
多感な時期。
容姿も心根も醜い、周囲に溶け込む事もできない陰気な自分に優しさを向けてくれる少年は救いだっただろう。
そんな少年に恋をし、自分とは正反対の快活で可愛い妹に嫉妬、逆恨みし、やけになった挙げ句少年に軽蔑されるような言動をとってしまう。
その結果として図星を指されてカッとなって殺害。
うん、ありそう。
大きな矛盾もなく、なかなかのリアリティがあり、絵も綺麗で良かった。
主人公は根が能天気なアホなので、幼少期からただひたすらに鈍感で無神経という辺りもキャラクター性としては一貫していて破綻がない。
現実世界でも快活な人って大体鈍感で無神経なものだし。良くも悪くも。
話は多少逸れるが、肥満細胞の数というのは主に乳児期に決まる。その他にも胎児期〜幼少期の食事、運動、教育、親子のコミュニケーションがその後の心身や知能の発達に大きく影響する。
世のお母さん達はきちんとした知識を得て育児に挑んで欲しいと思う。
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夜を照らすポラリス~なくした記憶と恋の行方~【フルカラー版】