5.0
ミステリーではない、が秀逸
ピカソにだって批判しようと思えばできる。アインシュタインにすらも文句はつけられる。
でもゲルニカは傑作だと思う人は多いし、相対性理論は世紀の大発見と人類史にとっては言える。
そんな論拠から主人公の蘊蓄を知っていたとしても、違う考えを持っていたとしても、個人的にはこの作品を批判する理由にならないと思っています。
ゲルニカで起きた惨状を知っている人は多いけど、だからといってピカソのゲルニカを批判する理由にしないですからね。
漫画に限らず芸術作品には作者の主張をいかにこめるかってところですから、この漫画にも当然こめられていて後は賛同できるか否かの問題です。
玄人はステルス的に忍ばせるものですがコチラはダダ漏れしておりますので、そこら辺気になる方もいるかとは思います。
様々な文献、雑学、書物に触れてきたウン十年の私個人としてはミステリーとしても充分に楽しめましたし、若干欧米賛辞が強く感じるきらいはあれど、読む側こそがバイアスを除けばフラットな一意見として受け取れるので厭味さを感じることもなかったです。賛同できるものも多かったですし。
年中恋愛ごとにしか興味ないのかとすら思える昨今の少女漫画界において、昭和によく散見された骨太なタイプの少女漫画が久しぶりに読めて嬉しく思います。
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ミステリと言う勿れ