2.0
あらすじ読んで想像した通り
いくえみ先生が描いたのかと勘違いしてしまった位、表紙の絵柄が似てて違ったので驚きました。可愛らしい絵ではないので好き嫌いわかれそう。
ストーリーとしては手を重ねた人の死が視える救命士が密かに恋心抱く義姉の最期を視てしまっていて切ないってゆーやつです。
人によっては涙腺崩壊なかんじかと。
個人的には義理であろうと幼い時に家族になったんだから本当の姉弟と考えるので、側にいる異性を恋愛対象にしてしまうの怖って思ってしまった…。
そんな緩い頭と貞操観念の2人が死を知って悲劇の恋愛にハマる勘違いっぷりが大人としては痛く感じる。
そんでもって都合良く助かるのも、小学生男子のヒロイズムと芸術家にありがちな悲劇のヒロインの夢物語みたいで随分めでたいなぁって冷めた気持ちになる。
『死』なんかなくても、特別なことがなくても、小さい時からずっと側にいたりしなくても、この人といたいって思ってもらえたり思ったりする関係性のほうが素敵だという考えの持ち主の私には薄っぺらな話に読めてしまいました。
いつかの流行り小説『恋空』がお好きな方には類似しているのでオススメです。
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4分間のマリーゴールド