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さすがのいくえみワールド!
恋愛ど真ん中の年代ではなく、大きな愛を越えた後の年代の人たちのお話。同年代なのでなにやらいろいろバシバシと刺さります。
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恋愛ど真ん中の年代ではなく、大きな愛を越えた後の年代の人たちのお話。同年代なのでなにやらいろいろバシバシと刺さります。
主人公がとても気持ちが良いです。ちょっと素直じゃないところとか、捻くれてるところも含めて好感。日々の暮らしのことや食べることを大事にしたくなります。禅の教えについても、なるほどなあとタメになる言葉がたくさん出てきます。
いくえみさんのお話は、何歳で読んでも心に来ます。親の立場になった今は、主人公の気持ちにグッときたり親の気持ちになって歯痒くなったり。時代を経ても「ああこういう気持ちわかるなあ」と「こんなふうに思うんだなあ」が両方交錯する。
仕事をしている大人としての常識や体裁とかある中での恋心を描いているので、少女漫画の恋模様とは違うときめきがあります。
岬と楡の関係性がとても切ない。お互いに必要なのに、だからこそ友だちより先に踏み込めない。もうとっくに友だちの関係性なんかじゃないのに。痛いほどに切ない。
ターミナル病棟というのはこんなにも過酷だけど、温かな視点とシンプルな絵で描かれているせいか、悲壮感はありません。看護師の仕事は本当に大変だろうと思うので、患者さんの文句言ったりとか好き嫌いがあるとか言うのを見ると、人間味を感じてホッとします。
家のリノベーションとともに人生や家族についても考えさせられる内容で、主人公の言葉が毎度じんわり心に響きます。
子どもが苦しんでいるとその親たちも苦しい。でも苦しんでいる大人たちを見ている子どもはもっともっと苦しんでいるんだなと感じます。
子どもの頃流行っていたような記憶。でもその頃は親の影響で浦沢直樹などをよんでいたから、SFぽい話に興味持てなかったし、絵も苦手でした。でもなぜだろう?今読んでみるとめちゃくちゃおもしろい。読まず嫌いはダメですね。
小学生の頃読んでいたので、とても懐かしくてつい読んでしまいました。
ごくごく普通の中学生の主人公。不幸な生い立ちでもなければ、お姫様でもない、ましてや転生などしない。ホッとする。
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1日2回