5.0
形になる願望
普通の、ごく普通の家庭に育つ女の子。なかなか言いたいことが言えない、嫌なことを嫌と言えない、ありふれた女の子。
当たり前の女の子の中の願望は、結構色んな人が内に秘めているものなのではないか。それが形になってしまうゾクゾク感を味わえる作品。
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485位 ?
普通の、ごく普通の家庭に育つ女の子。なかなか言いたいことが言えない、嫌なことを嫌と言えない、ありふれた女の子。
当たり前の女の子の中の願望は、結構色んな人が内に秘めているものなのではないか。それが形になってしまうゾクゾク感を味わえる作品。
この人の作品には、異質なものが見る色鮮やかな世界が表現されているといつも思う。
ただそこにあるものとして、ごく自然に。
主人公の拓海が車に詳しくないところが、親しみやすく入りやすい。
拓海の親友であるイツキも、ハチロクと思い込んでハチゴーを買ってしまうボケをかましている。落ち込んだイツキを拓海がフォローする(本人は本気で羨ましがっている)ところが、拓海の性根の良さを表しててイイ。
拓海が秋名から飛び出して遠征するなかで、車の知識を身に付けステップアップしていくが、そのテンポも車オンチに優しい。
車漫画の鉄則?である丁寧な解説で、私も沢山勉強させて貰いました。オーバーステア・アンダーステアにおける車の挙動、大事です。試験に出ます。
実際の山で野宿もして水もなく3日目ならもっとフラフラだろうとか、矢ノ口落とし降りる前に道間違えたって気付かないか?とか、そんなツッコミも取り敢えず脇に置いて読んでしまう。次に、誰が、何をするのか、猿よりもそれが怖い。キャラクターが丁寧に描き分けられて読みやすい。
歴史、謎解き、抗争、美少女、グルメ、変態と何でも来いの1作がついに電子で読める幸せ。私もリスが好きだ!とよだれじゅるりする美少女主人公が堪らなく良い。
ゴールデンカムイの作者の人と言うことで何の話かも調べずいきなり読んでびっくり。現代の話とは。
しかし面白い!!苫小牧の天然のスケートリンクで見せる主人公の演技が力強く美しい。
スケート靴は二度と履かない、と言った主人公がどうやってホッケーの世界に入って行くのか、楽しみ。
主人公、その親友と後の始皇帝、それを守る臣、山の民の王、次から次へと話がでかくなっていくにも関わらず、置いてけぼり感が全くない。
登場人物達の息遣いを感じるのは、一人一人のキャラクターが立ってるだけでなく、無数に登場するエキストラ達が丁寧に描かれているからだろう。
この丁寧さ、熱量が続いてほしい。
静かな漫画。画風も、台詞回しも、物語の進行も淡々としているのに読ませる。川の向こう岸から見ているような、ちょっと突き放した感じが、押し付けがましくなくて良い。たまにエグくてウッてなるのでご飯中に読むのはお薦めでない。イシ間さんが成仏して一区切り、シ村さんはどうなるのか。
キャラが良い。さすがハードボイルド小説の巨匠。漫画化した方の絵がきれいなので、雪人の涼やかでちょっと世間離れしたところがうまく表現されている。しかしこのお値段…っ!刻んで行くしかない。
刺青を背中に背負った愛らしいおじいちゃんに癒されます。色々なコンビニにヘルプに行くという設定も良い。優しい島さんですが、そのうち怖い顔も出てくるのでしょうか。
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私の胎の中の化け物