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消すことの意味
赤石先生、懐かしい。古都鎌倉は大好きな街なので、そこが舞台なのもまた嬉しいです。
消したい記憶は人には必ずあると思うが、大抵の場合、人は嫌なことは忘れてることが多い。
時に思い出すことがあっても防衛本能で脳が忘れさせるのだと思う。
生きていくのに支障をきたすほどの、例えば酷いイジメや殺〇の記憶、そんな人の記憶を消す生業が「けしや」。
主人公の蒼君は、依頼人の辛い記憶をすべて消すでのではなく、その人にとって必要な部分や思い出は残していくという優しい「けしや」さん。
後で、その優しさが「ケシ」の蒼君や「トメ」の菜乃葉ちゃんを苦しめなければいいと願う。
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