tinyなピーラーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全12件
  1. 評価:5.000 5.0

    とにかく!!美しい!!ネタバレ有!

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    血の繋がりはなくても、自分を我が子のように育ててくれた家族達とつつましくも平和に暮らしていたステラは、命じられて怪物の花嫁として王宮に召し上げられ、そこで「怪物」ラビと運命的な出会いを果たします。

    ラビは800年前に、当時の国王であった実の父親によって乙女の生き血をむさぼる吸血鬼にされ、以来、誰とも心を通わせる事なく、孤独と絶望に苛まれて生きてきました。
    そんな彼の前に現れたステラという少女は、とにかく、破天荒なまでに明るく前向きで、生きることに倦み疲れていたラビの心を、ゆっくりと溶かしていきます。
    やがて、彼の心の中には、恋情という名のステラへの執着が生まれ始めていくのでした……

    もう、この作品は序盤から美しいわ色っぽいわ、風景からドレス、小物の細部まで繊細やらで、私の心をズキューン!と撃ち抜いてくれました。これは名作の匂いがするでぇ…!
    主人公のラビ様もとんでもなく素敵なんですけど、当て馬候補(言い方よ…)のエリオス王太子殿下ももう、とてつもなくカッコいいのです!タラシだけど!笑
    ステラを連れ出そうとするエリオスから彼女を取り戻したラビ様の目つきが、読んでるだけでもゾワッとくるくらい迫力と色気があり、悶絶必至です。

    それに何と言っても、ヒロインのステラちゃんがもう…もう、良い子で…!健気で!可愛くて!オバちゃん飴ちゃんあげたるわ、って言いたくなるくらいの天使な女の子なのです。
    ラビに吸血されても命を落とす事なく、ちょっとムラッとくるだけで済んでいるのは、ステラ自身も知らない秘密がありそう。
    ラビはなぜ父親からそんな酷い仕打ちを受けねばならなかったのか。ステラはなぜ血を吸われても無事なのか。
    王室はなぜ、そんな危険なラビを始末もせずに800年も隠し続けるのか。
    その謎解きもですが、ラビ、ステラ、そしてエリオスの三角関係も非常に気になる。

    美しくて危険で、繊細でなまめかしい恋のお話。
    最後まで、じっくりと堪能したいと思います。

    • 16
  2. 評価:5.000 5.0

    気になるところでっ…!待て次回!!

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    偽物の皇女であるエレノア(エリー)は、和平のために敵国であるヴェルト帝国に単身、嫁ぐことになります。
    どうでもいいけどこの二国間の戦争の名前が皇帝戦争て……ちょっとダs…あ、いえ、もうちょっとなんとかならないものか。
    さておき、彼女には皇族であれば当然持つべき奇跡の力(ヴェルトのみなさんも奇跡の力ってなんやねん、とビビり散らかしてるくらいの有名な能力のようです)がありません。ニセモノだから。
    それがバレれば命は危ういのですが、それを踏まえた上で政略結婚に向かうエリーの健気さに泣けます。
    当然、嫁ぎ先は今までドンパチやらかしてた相手なので、まったく友好的ではありません。もう、ヒエッヒエです。しかも騎士の1人に舌打ちまでされとる。オマエ顔覚えたぞ(怒)
    が、意外にも結婚相手のヘルディオットは物腰やわらかく、優しい態度でエリーを迎えます。しかもイケメン。これはできる夫!

    本物の皇女ではない、バレたら大変、とおののくエリーですが、実はこのできる夫(もうええて)のヘルディオットにもある秘密があります。
    それが何なのか。果たして、この2人の結婚の行方はいかに?!
    てとこで最新話まで読みたどりつきました。これは面白い。これは気になる。またええとこで焦らしますな!

    ほわほわ侍女コンビとか、ツンデレ弟くんとか、曲者っぽい騎士団長とか出てきて、私は面白いと思いました。次も課金決定です。
    で、あの舌打ちしてきたムカつく騎士はいっぺん、コテンパンにされて欲しい。顔覚えたからな(再度怒り)名前は忘れたけど!

    • 3
  3. 評価:5.000 5.0

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    故郷を守るため、政略結婚をしたルイーゼ姫がとにかく美しくて儚げで、読むだけで眼福です。
    虐げてくる義母や浮気しまくる屑夫もテンプレかよといった具合で酷い目に遭わせてくるんですが、そんな彼女に新たな恋の兆しが……というのが導入。
    実際、夫の腹違いの弟なんかと恋に落ちなくても…そんなめんどくさい相手を何故に選ぶ?と冷静なツッコミをするのは野暮です。なんせ、めちゃくちゃ男前なのでそんなのどうでもいいのです。男前万歳。

    まだ序盤なんですけど、賭けてもいい、この浮気ざんまいのポンコツ男、いざルイーゼがよそに目を向けるとめちゃくちゃ嫉妬してきます。絶対。
    こういうアホ男は自分は良くても相手には浮気を許さない、という不思議な法則があるのです。
    そして多分この夫はタ◯無しだと思われます。そら子どもも出来んわ。

    • 14
  4. 評価:5.000 5.0

    とにかく、訳した方最高

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    戦争の捕虜として引っ立てられたヒロイン、エルインは死の間際に発動した魔法によって自分の命を奪おうとした公爵、ロアンと恋に落ちます。
    他国にまで名を轟かせる戦争狂、血に飢えた冷血公爵…そんな前評判を覆すようなロアンの溺愛ぶりに、エルインは戸惑いつつも次第に馴染んでいきます。
    それと比例して、だんだん、ロアンにかかっていた魔法の効力が弱まってきて…という、今までありそうでなかった展開についつい、課金して読み進めていました。

    結論から言うと、課金して大正解の話です。
    話の雰囲気は割と軽めで、ところどころギャグテイストをぶっ込んでくるんですけど、読んでいくと良い意味で裏切られます。最後の方めちゃくちゃ泣きました。
    他の方が詳しくあらすじ書いてくれてると思うので省きますけど、わたしは、個人的に、この漫画を訳した方ありがとう!!!と声を大にして言いたい。

    韓国や中国のいわゆるウェブトーンのたぐいって、日本語の訳がヘンテコだと一気に萎えたりしませんか?わたしはなる。大いになる。ヘナヘナに萎えます。
    だけどこの作品、絶妙に、痒いとこに手が届くような、良い訳してくれてるんです。
    まずは、ロアンの一人称。
    「余」なんですよ余!シブい!そしていかつい!笑
    最初笑っちゃったんですけど、だんだん、この男には余しか合わん!と思えるように。
    そして何より一番は、恥じらうエルインの
    「やあぁぁぁん!!」
    これ、こういう訳してくれた方、全身で褒め称えたい。
    ぱっと見、あざとくて嫌な感じがするやぁぁん!なんですけど、エルインがしてると、なんかこう、そこはかとなくダメダメ感というか、ポンコツな空気が出てて凄い良いんです。この世でこんな情けない声出して許せるのエルインしかいない!と自分は信じてます。

    外伝が40話くらいあるんですけど、実はこの外伝こそがこの作品の肝というか、屋台骨みたいなとこがあるんですよね。ここを省くとイマイチ良さが伝わらないので、ぜひ、外伝まで読み進めてください。
    そして、愛すべきポンコツヒロイン、エルインの
    やああぁぁんん!!
    を心ゆくまで堪能してください!

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    本当に素敵【ネタバレあり】

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    夫に離縁を切り出された王太子妃の、新しい生活と出会いの物語。

    もう興味がない、なんて酷い言葉なんですけど、読み進めていくと元夫であるカロルの言い分というか、苦しい本音も見えてきます。
    精霊の加護に国力を左右される、という物語の設定から、何の力もないヒロインのヴェラから作物の実りを約束する夏の加護を受けた女性を伴侶に乗り換えるという判断は、王太子としては間違ってないのかもしれません。
    ただ、この後釜さん、加護はあっても他の能力、たとえば妃としての心構えとか、人に対する接し方、他国の王族とのコミュニケーションスキルとか、全く足りてない。妃教育もはかどらず、それを指摘すればメソメソ泣くヘタレなわけです。ゲンナリするカロルさんですけど、自業自得なんでまったく同情はできない。

    で、王宮から追い出されたヒロイン、ヴェラの新生活は、粗末ながら心満たされる穏やかなものでした。
    そこで彼女は、カロルの実兄で元王太子だったアランと出会います。

    アランは冬の加護を受けた人物です。
    彼が触れるもの、それはたとえ人間であっても即座に凍ってしまうため、彼は王宮を離れ、ヴェラが暮らす片田舎の領地に引きこもっていたのでした。
    夫にもういらないと捨てられたヴェラと、望まぬ力のために王太子の地位を捨てざるを得なかったアラン。
    2人は似たような境遇であることから、自然に仲良くなります。

    不思議とアランの冬の力が、ヴェラにはあまり効かないんですよね。彼女が編んだ膝掛けが、帰宅してもずっとあたたかかった、と喜ぶアランを見るとなんだか切なくなります。眠る時も何をしていてもいつも冷たかった体が、ヴェラの膝掛けのぬくもりに癒されたんだろうな、と。
    この漫画、特に説明っぽいセリフがないんですよね。人物の仕草、表情で見る人の心に伝えてくる。ホント、繊細で素敵な話運びなんです。

    読んでいくと何となく、ヴェラにも何らかの能力があるのが窺えます。全てのものを凍らせてしまうアランが誤って彼女に触れてしまっても凍りませんでしたし。
    能力発現して以来、初めて、他人の肌に触れることができたアランの涙のシーンは、こちらも目が潤みました。

    派手なシーンはないのに、心に激しく熱いものを伝えてくる、そんな名作だと思います。本当にお勧めです。

    • 16
  6. 評価:5.000 5.0

    号泣です

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    以前から広告で流れていて、気になっていたものの、試し読みの時に死に戻る前にはめちゃくちゃ溺愛してくれていた恋人ヴィンセントが再会時にはとてつもない塩対応(記憶ないんで仕方ないけど)だったのを見て、辛い展開なら読むのやめようと思って読まなかったです。私のバカ。辛いどころかめちゃ甘ですこの漫画。
    17歳の春嵐の日、突然この世を去ったヴィンセントとオリアナの、お互いを想い合う恋の心の糸が織りなす素敵な物語です。

    この作品、主役2人は言わずもがな、脇役たちも素晴らしいんですよね。
    砂漠の国からやってきたお姫様のヤナとその護衛のアズラク、やかましい3人娘ハイデマリー、エッダ、コンスタンツェ、万年童て…女子に免疫のないルシアンと飄々として掴みどころのないカイ。
    主役たちを彩るキャラクターが、みんなめちゃくちゃ可愛くて良いのです。
    そして何より、ヴィンセントとオリアナに深く関わるミゲルがもう……読み進めていくと、そういうことかー!!!と絶句するくらいすごい。語彙力抜け落ちるくらいすごい。これ以上書くと完全にネタバレになるので控えますが、この作品の1番のキーパーソンはミゲルです。

    原作を2日かけて読んだのですが、もう、すごく良かった。泣けたし笑えたしドキドキしたし、本当に素敵な気持ちになれた。
    ここ最近でのイチオシです。すごい!

    • 8
  7. 評価:5.000 5.0

    素晴らしい!(ネタバレ有り)

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    ウェブトーンで以前からめちゃくちゃ気になってた作品です。日本語で読めてすごく嬉しい…!待ってた…!

    足の不自由な子爵令嬢のクロエは、傾きかけた家門を救うために妹のアリスと共にティセ公爵家主催の舞踏会という名の婚活パーティーに向かいます。愛する人と結ばれたいと願う天真爛漫な妹を、経済的な理由で政略結婚に追いやる心苦しさに苛まれるクロエの前に現れたのは、3年前の戦役の際知り合ったティセ公爵のデミアンでした。

    まず、このデミアンがめちゃくちゃ性格悪いです。
    美形、金持ち、身分高い、いいカラダしてる、だけど性格はめっちゃくちゃ悪いです(大事なので2回言った)
    傲慢だし言い方にトゲがあるし、何より、出会った初っ端からクロエ本人どころか彼女の家族まで侮辱するような、最低最悪の人格です。しかも、何を企んでいるのか妹のアリスに結婚を申し込んだ上、彼女が恋人と逃げた責任をクロエに押し付けるようにして彼女と結婚する(デミアンは妹アリスに他に男がいることもすでに知っており、こうなる事を見越して最初から仕組んでいたと思われる)、徹底した嫌がらせぶり(クロエにしたらそうとしか思えない)を発揮するのです。

    このデミアンの行動は、ネタバレしちゃうといわゆる、好きな女子をいじめたい小学生男子そのものです。
    彼は初めてクロエに出会いそして言葉を交わした瞬間に、恋に落ちたわけです。普通は、相手を思いやり包み込み優しくして心を開かせるんですが、この男は握りつぶして懐にねじ込んでギュムギュムしたいという、実に危ない思考に走ってしまうわけです。そらあかんやろデミアンさんよ…

    ただ、このクロエというヒロインが、非常に賢く誇り高く高潔で、容易にデミアンの手中に落ちてくれません。
    全てを手に入れて何でも思い通りになる傲慢イケメンが、たった1人の足が不自由で華奢な、しかし美しく強いヒロインに手も足も出ずに心を絡め取られる様は、個人的にめちゃくちゃ刺さりました。支配してるようで支配されちゃってるのがたまらないです…
    本家の方は第二シーズン終了ですごい展開になっててこれまた大興奮…クロエへの愛に身悶えるデミアンは必見です。

    最初は性格悪過ぎる男主人公に引いてしまうかもしれませんが、読んでいくとどんどんイメージ変わっていきますので、ぜひ!ぜひ、読み進めていって欲しいです。素晴らしい愛憎の世界です。

    • 1,533
  8. 評価:5.000 5.0

    男は追うより追わせた方が吉

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    幼い頃に出会った皇子レイモンドに恋をした公爵令嬢エリヤ。
    レイモンドはエリヤではなく別の相手に想いを寄せるが、その恋は実らず、彼女は念願かなって彼と結婚し皇后となる。
    が、彼女の愛は報われることなく、彼とも心を通わせられない。数年後待望の子を身ごもるが、その事実が判明したその日に、かつてレイモンドが愛した女性、リゼナが彼との子どもを伴って姿を現す…

    あらすじからして、もう、ドロドロの気配しかありません。
    序盤はエリヤの健気な献身ぶりが切なくて、もう、そんな男やめときなー?と言いたくなります。
    ただ、この物語は、すっぱりレイモンドと離婚したエリヤが彼の元を去ってからが面白くなります。

    彼女が一途な時はあれほどほったらかしにしてきたのに、離婚後のレイモンドが何故か謎に覚醒してエリヤを愛するようになるのですが、読んでいくと「アレか、君は愛されると重荷に感じるタイプか?愛されるよりも愛したい…な人なのか?今まで蔑ろにされてきたエリヤの悲しみ、苦しみを君は理解しとんのかあぁ?」と後頭部をはたきたくなる。

    レイモンドとの離婚後、エリヤは他国へと渡航し極秘に出産し自身で商売も始め、逞しく生きていきます。
    イケメンのジェレミー達とも友情をはぐくみ、このまま母子幸せに暮らそう…としていたところが、実家のトラブルが原因で帰国したところにとある事件がきっかけで隠していた息子の存在が元夫のレイモンドに知られてしまい、結局、我が子の身の安全のために、エリヤはレイモンドと再婚し、皇后に返り咲きます。

    実際、読んでいくとしみじみ、男って追われるより追う方が燃える生き物なんだなあ、と思えます。元鞘に収まっても過去のわだかまりのせいで心を閉ざすエリヤにあの手この手で尽くしまくるレイモンドを見ていると少し可哀想ですが、1度目の結婚の時は放置プレイをかましてきたのだから当分はエリヤも厳しめに彼を躾けてやればいいです。

    元カノのリゼナ、そして彼女が連れてきたレイモンドの子だという男の子(立場上皇太子になったけれど、力技でレイモンドがエリヤの息子にその地位を明け渡させた…愛ゆえに?)にも重大な秘密があるんですが、ここで書くと本当に結末に触れるネタバレになるので控えます。
    色々ツッコミどころもあるんですけど、エリヤが過去の心の傷を癒やし、レイモンドが真の良き父、良き夫になれるまで見守りたいです。

    • 53
  9. 評価:5.000 5.0

    愛し合う夫婦は強い!

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    破産寸前の王室を建て直すために平民出身のロザリンと結婚するよう、母親である王妃に言い含められる王太子ロビエンの綺麗なお顔からこの物語はスタートします。
    強力な王権をふるったのもすでに過去の話。世の中金次第。渡る世間は金ばかり。何をするにもお金が必要です。それなのに宝石ギラッギラに付けてるママンを見つめるロビエンの、無駄遣いするからだ、という内心の声に泣かされます。
    お金持ちのボガート家は爵位が欲しい。貧乏な王室はお金が欲しい。そんな、めちゃくちゃ分かりやすい大人の事情で、ロビエンは「売られるように」ボガート家の次女、ロザリンと結婚します。

    ここまで読むと、なんて可哀想なロビエン!金のために愛のない結婚をしないといけないなんて…!と思うんですけど、この漫画の曲者なとこは、読者の予想をどんどん裏切るところにあります。
    屈辱と悲しみですっかり意気消沈するロビエンですが、妻となるロザリンは非常に賢く商才に長けていました。
    しかも、とてつもない美人で、王子であるロビエンにも堂々と自身の意見を述べる、自立した女性であるロザリンに、あっさり、ロビエンは恋に落ちてしまいます。
    このあたりのロビエン殿下は、ちょっと乙女になってて可愛かったです。日傘さしてるとこなんてマジ乙女w
    えらい単純やなあと笑ってしまったんですが、物語はどんどん、ドラマチックに、波瀾万丈に進んでいきます。

    身分が違う2人は、衝突したり誤解をしたり、仲直りしたり理解し合ったりして絆を深めていくんですが、やがて大きな試練を迎えることになります。
    結婚している人、特に、妊婦さんは読まない方がいいくらいの非常に酷な、むごい展開が待っていて、最初はラブコメっぽく読んでいたんですけど、あまりに残酷な出来事に号泣してしまいました。
    ここのくだりはマジでキツい。重ねて言いますけど妊婦さんは本当に閲覧注意です。
    それを乗り越えてもなお、どんどん怒涛の展開やら、驚きの真実やら、きな臭い陰謀やらが立て続けに巻き起こって息もつけません。可愛い絵柄ですけど、内容的にはずっとハードモードなんですよねこの漫画…

    乙女なロビエンがどんどん頼もしい夫になっていくのもカッコいいし、隙のないロザリンが徐々に弱さや不安をロビエンにさらけ出すところもグッとくる。
    夫婦の強い絆、愛情に、読んでいるこちらも胸が熱くなる、そんな作品です。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    胸の真ん中がギュッとされるようなお話

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    吃音症の公爵令嬢と、下層階級出身の騎士のラブロマンス。
    もう、この設定からして美味しそうな香りしかしません。なにこの読者を沼に引きずり込もうとするような設定……

    3年前に式を挙げ、それからすぐに戦地に向かった夫が戻ってくる所からお話はスタート。武勲を上げたので夫には王女様との縁談の話も上がっている。離婚されたらモラハラ父親からの暴力+暴言=人生オワタ、になる!と焦るヒロインですが、意外にも旦那様、奥さんに一途な模様。
    この、なんとも分かりにくい、不器用な、無骨な夫リフタンのぶっきらぼうでストレートな愛情表現、本当にシビれます。

    ヒロインのマクシミリアンも、だんだん、周囲の人たちとの関わりから変わっていくのも見るのも楽しい。
    マクシーには綺麗なドレス着てあったかいお城で優雅に暮らしてて欲しいと願うリフタンと、自分だってリフタンや領地のみんなの手助けをしたい!と頑張るマクシーの、ほんのちょっとズレたお互いのすれ違い愛も愛おしい。

    タイトルのオーク(樫の木)ってなに?と思ってましたが、割と重要な伏線だったりするのかな。本家の方では80話ぐらい今の段階では進んでるようなので、停滞せずにお話も展開してそうで期待です。これは久々の自分的にヒットかも。

    最後に、リフタン!
    あんまりヒリヒリさせちゃダメだよ!笑

    • 22

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