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作品レビュー
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1 - 4件目/全4件

  1. 評価:2.000 2.0

    最初は面白い、けど…

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    絵柄はややクセがありますが、会話のテンポや構図の取り方などが上手くて漫画として面白いです。
    野営しながら温かく美味しい食事がとれることや、いくらでも使える清潔なお湯でお風呂に入れる生活は恵まれているんだなと実感できる。

    一方で、現地の文化(特に食事)を尊重するような描写はなく、無意識に軽んじているように感じます。
    割とあっさり最強クラスのモンスターを味方につけ、菓子パンを対価に神様からの加護も得られ、苦労も試練も特にないまま話は進みます。命懸けでハントした大型獣のステーキよりも、仲魔がサクッと狩ってきた肉をポチった調味料で加工した方が美味しいよ~みたいな。異世界モノ×料理モノ・発明モノによくある試行錯誤もない。

    …これってゆるい植民地主義では?
    イギリスやスペインやポルトガル、オランダ、明治~戦中の日本とやってること同じじゃないですかね。この作品に限った話ではないですが…。作中で褒められたり驚かれたりこそすれ、主人公たちを危険視するキャラもいない。作者にそういう視点が無いようです。そこに気付いてからは以前のように楽しめなくなりました。

    近くにイオンがある方は同じメニュー作るのも楽しいかもしれません。

    • 1
  2. 評価:2.000 2.0

    先行作品に引っ張られすぎ

    あらすじを見て面白そうだと思ったのですが、ちょっと期待はずれでした。
    夢枕獏・岡野玲子の「陰陽師」や結城光流の「少年陰陽師」とどうしても似たような話になってしまうのは仕方ないとは言え、オリジナリティや個性が感じられません。
    前者の原作の軽快さ・コミカライズ版での幽玄にして本格的な描写は無く、後者のエンターテイメント性(途中で脱落しましたが中学生当時は楽しめました)も無く。

    絵は綺麗ですが表情が固く、美形設定なのかメインキャラの描き分けが出来ていません。なので段々飽きてきます。

    学生時代に古典が苦手でなければお話自体は難しくないと思います。ポイント消費するなら「応天の門」や「ざ・ちぇんじ!」「とりかえばや」の方が正直おすすめ。

    • 1
  3. 評価:2.000 2.0

    とっちらかってる

    他のレビューで透ける着物を一枚で着るなんてありえない!とおっしゃる方がいますが、そういう着方自体はあります。しかし、この作品の時代設定(明治後期~大正時代?)にはそぐわないものです。
    江戸時代の日本人は、女性でも人前で上半身裸になったり、暑い日に胸が透ける着物で過ごすことはよくありました。対して、明治になってからやってきた外国人の多くは上流階級や富裕層の人々で、彼らは足首すら人に見せるものではないと教わって育ちます。明治政府は日本=野蛮で遅れた未開の地扱いから脱却するために、洋装励行やちょんまげの撤廃などと共に、裸になること・それに準じる格好を禁止したのです。

    主人公のちろりという名前はあだ名なのでしょうか、チロルから取っているのだと思います。正直違和感があります。
    妙にひょろひょろした体型は竹久夢二リスペクトかな?
    顔の絵柄がかわいらしい感じなのでミスマッチかと。
    着物を着る、髪を梳かすなどの仕草を丁寧に描いているのは分かりますが、めちゃコミの1コマごとの表示との相性は悪いです。髪型もなんだか虫の触覚に見える…喫茶店の店員なのに。
    身八つ口や襟繰りをたっぷりと取っていて、きっと作者はそういう絵がお好きなのでしょうが、社会的身分と着物の柄や素材・着方がはっきり結び付いていた頃にそういう着方をするのはやはり芸者衆や女優、カフェーの女給、そして遊女です。カフェーはお酒を提供するので現在で言うところのクラブやキャバクラに近いです。そちらを題材にするか、いっそなんちゃって大正時代です!ともっとアピールすれば良かったのでは(鬼滅やサクラ大戦みたいな)

    どうもこのほんのりエロ路線は担当編集が「少年誌向けのサービスとして入れるべき」とでもアドバイスしたのか、読み切りの際はなかったそうなのです。2巻からはそういった描写がなく、読みやすいと教えていただきましたが、わたしはそこまでたどり着けませんでした。

    同じ作者の舞妓さんちのまかないさんがお好きな方は試してみてはいかがでしょうか。
    個人的にはそちらも苦手な雰囲気ですが。

    • 0
  4. 評価:2.000 2.0

    期待したほどではなかった

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    江戸時代の田舎っぽい始まりですが、知命や四つ神の説明あたりで既視感が。京極夏彦の百鬼夜行シリーズでいうところの堂島の「実験」、高山しのぶの「あまつき」みたいな感じかな…と思ったら本当にそんな感じの展開でした。
    山下先生の作品を読み慣れていないからか、テーマと絵柄がマッチしておらず、あまり迫力が感じられませんでした。
    なんかグダグダしてるし私には合わないようで、無料分の途中で脱落しました。

    • 0
全ての内容:★★☆☆☆ 1 - 4件目/全4件

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