5.0
ものすごーく面白かった!
森本先生の作品は初めてで、ドラマも見てなかったのでまったくなんの先入観もなく読み始めました。歴史が好きなので、本当にこんなことがあったら?と想像して、勉強にもなって、本当に楽しく每日ちょこちょこ読むのが楽しみでした。
一生、足軽女子高生として若君に仕えるのかな?と思いきや、まさかご正室になられるとは。
先が読めなくて面白かった!
読了して、もうみんなに会えないのかと寂しい…幕末まで描いてほしい。
戦のない世の中を作りたいという重いテーマを投げかけつつも、唯の心の声に爆笑!というバランスもいい塩梅で良かったです。
とにかく、若君がかっこよすぎ!
久しぶりにマンガのキャラにドキドキしてしまいました。
脇を固めるキャラたちも無駄な人がいないし、むしろ若君や唯よりも気になって登場を待っていたりしました(個人的には子供の頃の孫四郎が大好き)
おふくろ様の厳しくも優しい言葉に、自分もこんな母親になれたら、とも思ったし、唯のお母さんが娘を戦国に送り出す辛さもしんどいし、唯がてんてんを現代で育てたいと思ってしまった気持ちも頷けるし、母親目線で見ても胸にぐっとくるものがありました。
唯と若君のラブラブっぷりもいいけど、尊とのきょうだいの絆も良かったです。
なんだかんだと姉に振り回されてボヤキも言いたくなるけど、どんどん発明品の精度が良くなっていく。
姉をちゃんとリスペクトしていて、2人共良い子に育ってるなぁ〜と、こんなにも性質の違いすぎる子の子育て方を聞きたいくらい。
最後は成長したてんてんと、守る天野の弟たちの話で完結となったところが、唯と若君だけの話じゃなくて、戦国のとある武家の話として落ち着いた感じがしました。
森本先生の他の作品も読みたくなりました。
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