5.0
こんなに推せる2人はいない
読み始めは、こんな設定あるー?って思って読んでいましたが、先生やふみの人柄が徐々に明らかになり始め、周りの登場人物たちが絡んできて、ドキドキハラハラ、どうなるの?!と楽しみで楽しみで仕方なくなりました。
恋愛要素だけではなく、友達や親子、家族の関係も考えさせられました。
先生がふみとの関わりによって心を開き始めてからは見た目のイケメンさに加え人としての魅力に磨きがかかり、ぐいぐい行くのに悶絶しながら読んでいました。
ふみが羨ましい(桂さんの気持ちよーくわかる)でも、それはふみの人柄があってこそ。
お互いがお互いではなくてはいけない!と強く思います。
ふみの家事の様子も刺激になりました。
主婦目線で見ると、こんなに毎日手料理掃除ピカピカは大変だよ!と遠い目になりました。笑
ラスト、写真によって2人の未来が描かれるのは涙モノでした。
さらにさらに、吾郎さんからのメッセージ。
心を掴まれました。
吾郎さんにあえて誰かを充てなかったところが、みんなに向けての最高のエールになっているところが秀逸です!先生も素敵だけど、吾郎さんも素敵!先生と吾郎さんの友情も、これまたお互い他の誰かではありえないですね。
やまもり先生の作品は初めて読みました。また、素敵な作家さんに出会えて嬉しいです。
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