5.0
キャラクターがよすぎる
いろいろと荒いストーリー展開なのかもしれないけれど、あずみという、無垢にして残酷なヒロインのキャラクターがバリバリ立っているので、それだけでもうこの作品は非がない。
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6027位 ?
いろいろと荒いストーリー展開なのかもしれないけれど、あずみという、無垢にして残酷なヒロインのキャラクターがバリバリ立っているので、それだけでもうこの作品は非がない。
この作家さんの作品には、ハズレがいまのところひとつもないですねー。
シングルファーザー3人がより集まって助け合うハートフルなお話です。
児童虐待物語。
児童虐待によって施設に入っていたコタローが、一人暮らしを始めるお話。
けっこうシビアな話をたんたんと描いていて、逆に胸にせまる。
売らんかなの少年コミックではありますが、キャラクター造形や関係性はしっかり骨太で、読みごたえがありました。
いい意味できちんと説教くさいのがよかったです。
いま、こんな風にきちんと筋を通して叱ってくれる大人はいないかもしれない。
夫の「妻を誘惑してほしい」という提案はクズすぎてお話にもならないのですが、そのあとのふたりの心の交流からの、引かれあうプロセスが本当によく出来ていて、すごくよかったです。
結婚したのに、なかなか進展しないふたりにむずがゆい気持ちにされられる。
激しい大恋愛というわけではないけれど、こんな風に優しく愛を育んでいくお話もいいかもしれない。
いわゆる身代わりものというか、スラムみたいなところに住んでた女の子がお姫様の身代わりにされるみたいな話で、よくあるっちゃある話なんだけど、すごく面白かったです。
地元の閉塞した感じ。
どこにも行けず、将来に展望も持てない。
ただうんでいく。
親戚の鬱陶しさとかリアル。
未成年の女の子に酌やらせるのが「あなたのため」とか頭おかしいけど、田舎じゃあるある。
借金のために、お母さんだけガレージで暮らすことになったという不思議な設定のお話だけど、そこにはあたたかいホームドラマがあって、すごくいいです。
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あずみ