5.0
ふしぎなおはなし
あやかしがたくさん出てきて、それらが見える書生さんとの、ふしぎなお話です。
色々とアンバランスな部分もあるのですが、おおむねおもしろく読めました。
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4248位 ?
あやかしがたくさん出てきて、それらが見える書生さんとの、ふしぎなお話です。
色々とアンバランスな部分もあるのですが、おおむねおもしろく読めました。
田舎に移住してきた若き書道家のお話でした。
ご想像通り、なんのひねりもない感じのやさしいお話です。
だが、それがいい。
眉毛とか、絵が当時の風俗に忠実と言うか、割りと本格的な感じで、少女まんがとしてはかわいくないんだけど、そこに好感が持てました。
ほんわかしておもしろかったです。
こういう易しいお話は、読んでいてホッとしますね。
久しぶりに図書館に行って本が読みたくなりました。
なつかしい、昔の少女まんがの名作です。
古代ヒッタイトにタイムスリップした女の子が、その時代の王子といい仲になって大活躍するという、あらすじだけ聞いたら『王家の紋章』のパクリみたいな話ですが、ちょっとテイストがちがいます。
うつくしい、恋の物語でした。
その『好き』という気持ちの名前を、ひとはあまり意識しないままに生きているのかもしれないなと思いました。
めっっっっちゃおもしろいです!
甘酸っぱい青春です。
不器用で、優しくて、おかしい。
そんな片想いの物語でした。
生活のために仕事を休めない親が、病気の子供をひとに預けて出勤するのはつらいことだと、少し考えたら想像できそうなものなのに、世の中にはそんな親に対して「子供がかわいそうだ」とか言ってしまう想像力が欠如した人間が多すぎて、嫌になる。
専業主婦じゃなくても、生活のほとんどを夫の収入に頼っている主婦だったら、多かれ少なかれこういう感じの気持ちがあるんじゃないかと思いました。
私は自分の食いぶちは自分で稼いでいるので、こんな気持ちになったことありませんが、想像は出来ました。
どこにも行き場のない少女が異形のものに見初められて一緒に暮らし始める。
やさしくてせつない、いいお話でした。
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書生 葛木信二郎の日常-黒髭荘奇譚-