4.0
ブルータルの方を先に読んでからこちらを読んでいますがあちらを読んでからこっちで正解だったのかもしれません
主人公である真野は仕事に対して感情で動くことがなく先入観を持たずに真実を突き詰めていく人ですね
彼の過去や因縁の相手との対峙が描かれていてそれを感情を切り離して着々と仕事をこなしていく姿に複雑な心境でした
この作品での壇は同業ではありながらも敵対する悪そのもののような存在でブルータルでのダークヒーローな一面しか知らずにいた私には衝撃的でした
同一人物とは思えないほどの過去の出来事などに壇の本質を見た気がして本来の彼は悪人寄りなのだと実感させられました
今後読み進めていく中でどう関わってくるのか気になる人物の一人です
過去への糸口であるノートを引き継いで受け取った彼、違和感を覚えてこんな風に形に残しといてくれて真意はわからないながらも彼の手に渡ったことがこれからどう活きていくのか…
彼の壮絶な過去が解決していくことを願いつつ続きを読んでいこうと思います
- 1
トレース 科捜研法医研究員の追想