5.0
田沼意次をWikiる
フィクションとノンフィクションを織り交ぜて作られているので、田沼意次で私は思わずWikipediaで調べました。歴史の授業では賄賂の人というイメージだけでしたが物語では徳川吉宗に引けを取らない何とも素晴らしい人の描写でしたので。本編ではなるほど、いつの世も振り回される民は噂に頼り流されもてはやしもすれば恨みもする‥‥こうやって人物像は作り上げられるのだなというのが上手く描かれています。そして、結局は他人事で終わるんですよね。案外、真実はどうだっていいんです。そんな儚さや憂いを田沼意次の回で思い知りました。とても奥が深かったです。歴史上の田沼意次もこんな人物だったら良いなと思いました。
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大奥