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1 - 10件目/全12件

  1. 評価:4.000 4.0

    ありきたり設定でも読者を掴むパターン

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    配信されている35話まで読みました。
    まさにタイトル通りの一見ありきたりな設定にも関わらず面白い理由の一つは、
    序盤の掴みの良さにあると思います。

    偽聖女の汚名を着せられて婚約破棄されるだけの可哀想なヒロインだけではあまりインパクトがないですが、とんでもない馬鹿二人を登場させた。その相乗効果で、主人公エルヴィラは読者を一気に味方につけるというパターン。

    そして、聖女エルヴィラの立場を奪った新聖女ナタリアが、まさに女が嫌う集大成であること。
    そのような女の敵を新しい婚約者に据えたアレキサンデル王も程度が知れるわけで。
    ここで完全に、読者にとって嫌われキャラになった二人。

    次に、エルヴィラの前でしたり顔の馬鹿な二人の前に登場するルードルフ皇太子が読者をスカッとさせます。
    ナタリアの誘いに対して、
    “名前で呼んでくれるな、以後話しかけるな!”とピシャッと一蹴。
    読者の嫌われ者二人に恥をかかせ、エルヴィラの窮地を救ったルードルフ皇太子は、ヒーローとしての株が爆上がりします。

    それらの序盤の掴みがわかりやすくて非常に良かったと思います。

    ストーリーが進むにつれ、エルヴィラを迎えたゾマー帝国は干バツが解消されたり、乙女の百合の花を咲かせた聖女に国民が祝福ムード一色になり、ルードルフ&エルヴィラ夫妻の関係も見所の一つですね。^_^

    その一方で、エルヴィラが国を去った直後から大災害続きで国民が苦しくなっていき、アレキサンデル王&ナタリアは乙女の百合の贋作で国民を欺くなどして、とことん堕ちていきます。

    ゾマー帝国の神殿で、エルヴィラが聖女認定された時の神官の言葉。
    “清らかがこの世を巡り、汚染された悪魔があの世を巡る”
    まるでこの二組のカップルを象徴するような表現に感じました。

    他にも魅力的なキャラが何人も登場しています。
    港町をしきっているユゼフは男気があって良いですね。
    最新話は、贋作を作らされた生き証人であるじいさんの救出の際、ユゼフに情報を流した謎の男レオンが登場!
    あの金髪ピアスバンダナ姿から推察するに、エルヴィラのお兄さんではないかと。。

    今後はユゼフ、レオン、エサイアス様あたりのサブキャラの活躍の場が増えていくのかなと期待しつつ、偽ナタリア断罪&王失脚へのカウントダウンも楽しみです。

    • 69
  2. 評価:4.000 4.0

    最新話まで、、。

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    配信されている46話まで読みました。よくある異世界トリップものですが、よくある主人公が転生するものではないので好きです。

    神子として召喚された14歳のヒロインナコ。女癖の悪い陛下の好みではなく小猿扱いをされ、さらには神子の能力もなくお払い箱になります。
    たらい回しになった結果、60歳オーバーで国の英雄に嫁ぐことになりますが、、そのお相手、グリーデン伯爵(以下旦那様とします。)はおじいちゃんというより紳士なイケオジでとにかく素敵です!お屋敷の執事や使用人たちと一緒に毎日食事をとるような優しい旦那様にナコはどんどん夢中になります。一方で、旦那様視点で読むと、先の短い年寄り相手の嫁なんて申し訳ないと、後継人になるつもりでナコを屋敷に迎え入れていたことがわかります。一緒にデートをして二人の時間を過ごすうちに、素直で心優しく元気だけど実は心に闇を抱えて泣いているナコに絆されていく旦那様。二人の関係が進展するきっかけとなるシロツメクサの草原での二人のやりとりはとても微笑ましいです。
    そして、二人がめでたく結ばれた後神子の能力が発動して旦那様が若返ります。元々イケおじ英雄様。当然の如く若返った後は、国中がざわつきモテまくるイケメン旦那様の様子に不安になるナコですが、旦那様は何一つ中身は変わりません。神子の能力で自分が若返った理由を素敵な解釈で受け止めていてナコへの愛や包容力がすごく伝わってきます。神子を巡って国内の派閥問題が立ちはだかる前に、善は急げと二人はついに30話あたりで結婚します。
    ストーリーや二人の心理描写がしっかりしているし、ナコの成長に小猿扱いしていた陛下も態度を改めていき、二人を取り巻くサブキャラ達に悪い人間はいないので、ここまでテンポよく楽しんで読めました。
    その後は結婚してからのお話。旦那様の戦場でのライバル((狂犬))が新たに登場しますが、ナコが自分の父親の面影を狂犬に重ねてしまっているので、クールな旦那様の心をかき乱すようなキーパーソンになりそうです。
    今後の展開がどうなるのか楽しみですが、どうかこんなに素敵な旦那様を年寄りにまた戻すようなサイアクな展開だけはやめていただきたいです。期待しています!

    • 20
  3. 評価:4.000 4.0

    タイトルからは想像できない原作の良さ!

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    配信中の13話まで読みましたが、このちょっとふざけたそのまんまのタイトルに良い意味で裏切られました。

    ファンタジーとミステリーの融合って感じでしょうか。キャラ作りの上手さ、わかりやすい伏線、テンポの良さ、絶妙な場面での種明かし、、。
    ストーリーがしっかりしているので、楽しみながらサクサク読む事ができました。

    以下はガッツリネタバレ要約と感想です。
    序盤は、主にヒロインの好感度爆上がりでした。

    魔法使いや祝福持ちが多い小国の王女ロイスリーネに、強国のジークハルト陛下からご指名縁談が持ち上がります。
    嫁いで早々、ジークハルトには元平民の愛人がいて毎晩通ってる噂を耳にするロイスリーネ。

    ”自分は魔法使えないし、小国で立場弱いし、政略結婚はしょうがないか。” まずは切り替えが速さ!

    次に、“私の事はお構いなくーミレイ様と応援してますよーお幸せにーふふふふ”
    と事前に話があると言うジークハルトを余裕の笑顔でシャットアウト!
    媚びない女は清々しいです。

    次に、離宮に移され、ジークハルトとの朝食と公務以外はお部屋軟禁状態に。
    ご立腹な姿も愛らしく、
    “どうせ別れるなら、お飾り王妃演じて恩うって良い条件引き出して国に帰ればいいか”
    と、ちょっと腹黒でポジティブで逞しい所も魅力的!

    更には、お部屋から隠し通路を発見。
    身代わりを作り街にくりだし変装してウェートレスになり自由を満喫し始めます。
    ロイスリーネの不撓不屈の精神にはスカッとするし、キャラ立ち抜群だと思いました。

    途中から13話にかけて流れがガラッと変わります。
    実は、世界中が戦争になるほどの重要機密にあたる能力をロイスリーネが持っている事。
    結婚式の日から命を狙われている事。
    ロイスリーネを守るために離宮に移し警備を強化している事。
    ロイスリーネが働く食堂で出会った軍人カインは姿を変えたジークハルトである事。

    他にも謎が沢山あり今後が楽しみです。
    ジークハルトの本当の気持ち、愛人ミレイやクロイツ派の存在、夜の神など。

    一番気になるのは、夜な夜なロイスリーネの寝室に訪れるうさぎのうーちゃん。
    おそらく、変装したジークハルトなのかな?と推察しますが。
    正直、旦那の愚痴を聞かせたりモフモフ可愛がっているウサギが、自分の旦那だったら、、非常に嫌ですけどね。笑

    見どころ満載、モヤモヤしないのでおすすめです!

    • 18
  4. 評価:4.000 4.0

    逃げる女より追う男を応援したくなる作品

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    タイトルからは期待値低めでしたが、読んでみるとストーリーの縦軸横軸がすごくしっかりしていてテンポも良いし、作者さんのノリノリな感じも伝わり、配信中22話まで楽しめました。

    まず良かった点は、
    主要人物が5人(ヒロインは男装執事と元姫さまで一人二役。)と固定されていて、それぞれキャラ被りがなくイケメン設定を四人に抑えているところもバランスが良くわかりやすいなと思いました。

    最初からざっくりと頭に入ってくる四人の印象。
    例えば、
    ラウル。ヒロインに一途なワガママ王子。
    ノア。冷静なラウルの右腕。男装執事を最初に見抜いたキーマン的存在。
    フィンリー&レヴィ。チャラと童顔騎士。二人はにぎやかしで一括り。

    キャラづくりに無駄な情報がないところや、王族寮を拠点にちょっとシットコムのような雰囲気があるところも良いなと感じました。

    そして、本作のように、
    逃げる女と追いかける男のストーリーって面白くなるシナリオが多いような気がします。
    男女逆パターンの展開よりは、個人的に好きです。

    婚約者最有力候補から外れるために、男装執事に扮してあれやこれやと画策するリリー。
    すごく魅力的に描かれていて好印象ですが、
    ラウル王子の場合、初恋を拗らせているだけではないことが徐々に見えてきます。

    リリーが扮した執事に対しても、初恋相手の女と知らずに、素を出して気に入っている様子。

    リリーが自給自足で生き生きしている本来の姿を見ても、それを受け入れながら自分も馴染んでいるし、何一つ気持ちがブレていない様子。

    要はどんなリリーでも大好き。
    そんな一途なラウル王子の初恋成就を応援せずにはいられない。
    そんな微笑ましい作品です。^_^

    • 15
  5. 評価:4.000 4.0

    最新8話までは第一話のフラグ回収

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    ポイント還元キャンペーン実施中で、王族貴族ものが好きだったので最新8話まで読みました。

    まず、無料第一話では、数多くの側室の一人になり後宮に入ったヒロイン•マルグリット嬢とイケメンの王様のご対面はありません。
    8話まで二人のご対面は一切無し。
    後宮嫌いの王様は、マルグリットの存在すら知りません。

    以下は要約と感想です。

    王様と出逢うのは、下女と入れ替わり後のヒロイン”下女マルグリット”。

    入れ替わりを反対する侍女との約束もあり、なるべく城内で目立ってはいけないと思いつつも、好奇心を抑えられず探検を始める”下女マルグリット”。
    その様子を目撃して興味を持ち始めた王様が声を掛けるというパターンです。

    それならばと、王様の印象に残らないようにと心がける”下女マルグリット”ですが、
    偶然も重なり、やることなす事全てが裏目に出て王様が感謝するほど事態が大事に発展していきます。

    最初は暇つぶしで”下女マルグリット”に会いに来ていた王様も、彼女の知識量、洞察力、判断力、行動力に感服し始めて、この下女は何者だ?ってなるのですが、
    そんな下女の噂がマルグリットの兄の耳にも当然入り、何かを勘づいている様子で、”お転婆はほどほどに”と兄から軽く嗜められるマルグリット。
    読んでわかるのは、マルグリットと王様の価値観が似ているということ。

    側室の生活に退屈していて、生粋貴族のように下女の身分が低いと見下したくないお転婆気質のマルグリットと、
    後宮制度や自分に媚びた側室達に辟易していて、身分の低い下女マルグリットの本質に一目置く王様。

    但し、入れ替わってる状態で急接近した二人がお茶会ドク入り事件の中心人物なので、今後は事件がどのように動き、いつまで身分を隠し通せるか、等が見所の一つかなと思います。

    そしてもう一つ気になる点。
    マルグリットの影武者エイミィが、他の側室達と親睦を深めながら贅沢で華やかな生活を満喫していて、”マルグリットより自分の方が貴族に相応しい”と、本人や侍女の前で平然と言ってのけたこと。
    ある意味、王様の嫌う媚びた側室のようになっている下女エイミィ。

    今後、マルグリットに反旗をひるがえすような事をするのか、下女エイミィの状態の時に王様の好意につけこむ可能性もなきにしもあらず。

    個人的願望は、二人いいコンビで入れ替わりを楽しんで欲しいですけど。^_^

    • 11
  6. 評価:4.000 4.0

    意外と23話から見所満載です!

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    序盤の掴みや展開の流れも良く、話の主軸や方向性が明確なので、配信中の26話まで楽しみながらサクサク読めました。

    最初は、お決まりの対比から。
    ヒロインのクリスタは、領主代理として火の車になった家や領地経営の立て直しに奔走する真面目な貴族令嬢。

    それに対する悪い連中。
    父の愛人から昇格した義母と義母妹は、豪遊三昧で財産を食い潰し、クリスタの婚約者は義母妹と子供を作り婚約破棄を突きつけ指輪を取り上げる。
    自業自得の父は酒に溺れ病に伏せる中、悪い義母達3人は結託し、冷酷と噂される大富豪の仮面伯爵ジェラルドに資金援助の約束をとりつけクリスタから全てを奪ってから嫁がせます。

    初夜の儀式で初対面となったクリスタと仮面伯爵ジェラルド。アバズレのように聞かされていたクリスタの様子に途中で違和感を覚えながらも、目隠しをさせて最後まで致してしまうジェラルドにアレ?と思いましたが。

    後にジェラルド視点でわかるのは、クリスタに一目惚れをして、替え玉だとしても彼女を手放したくないという己の欲に負けてしまった。と
    憎めない(笑)

    初動の失態を挽回しようとするジェラルドのシャイで優しく誠実なところが可愛らしいのでぐっと印象が良くなりました。

    どんな形でクリスタがジェラルドの秘密を知るのか。それが、序盤において一つの大切なポイントだったかと。
    わりと早めの22話で、ジェラルドが素顔を見せてお互いの気持ちを確かめ合ったところ、
    そして、どんな経緯で宝石人は人を豹変させ周りに災いをもたらすことを知ったか、執事ダンテとの絆など、、、
    クリスタを信用して全て話していく流れは良かったです。

    今後の気になるポイントは、
    まあジェラルドの溺愛は当然始まるとして(笑)

    秘密を知ったクリスタがどんな災いに巻き込まれて二人で立ち向かっていくのか。。
    9歳であの体験をした執事ダンテに抱えている闇はないのか。。
    あとは、タイトルにある黒水晶は魔除けとかで有名なので意味深。
    クリスタの黒水晶の瞳が何か重要な役割があるのか? ジェラルドの宝石人としての呪縛から解き放たれていくような役割があるのか。。
    この先、結構見所ありそうです。

    それから一番重要なこと。
    義母達悪い連中に因果応報のごとく、とことん堕ちるまでの裁きを所望。
    絶対、義母達はもっと悪いことしてそうです。

    作者さん、徹底的にお願いします!

    • 8
  7. 評価:4.000 4.0

    13話まで読みました。

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    主人公のことは応援したくなるかわいさです。
    クラブデビューした日に出会った派手ないおりくん、実は歯科学生でバイト三昧でしっかりしている上に、主人公が運命の人を見つける応援をしてくれたり心配してくあり本当に優しいです。とりあえず今のところはまだ兄が妹を守るみたいな雰囲気ですが。一方で、主人公の初恋の瀬野くんとの再会前後は、プチ同窓会のはずが主人公だけをいきなりバーに連れて行くし、裏がありそうで信用ならなかったのですが、当時の真実を正直に話したあたりから見る目が少し変わりました。でも主人公はもういおりくんに意識しはじめてる様子だし今後どうなるのか続きを楽しみにしてます。

    • 7
  8. 評価:4.000 4.0

    途中〜最新13話まで面白さが加速します。

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    作画担当さんの単独作品が面白かったので、その流れで最新話まで読みました。

    この作品の好き嫌いの別れ目は、
    主人公のヲタっぷりを受け入れられるかどうか。に尽きると個人的には思います。

    以下は要約と感想です。

    まず、生涯同人活動に生きたアラサーヲタ女子が”六恋”という乙女ゲームの中の悪徳令嬢として転生するところから始まります。

    “六恋”の攻略キャラたち=6つの国の王子たち&従者たち。

    イケメン達は小出しなので判別で混乱する事はなく、主人公の推し&婚約者であるリヒト様ですら、ヲタ妄想での登場の方が多い序盤。

    主人公の願いは、婚約者ではなくモブとして、リヒト様を陰から愛でたい、ゲームのヒロインとのハッピーライフを見守りたい。
    そのためには、修道院送りと夢展開は回避。
    そんなヲタ思考の初動は、まず同志を見つける事。
    早速、ヲタレーダーで探知したのは同じ熱量のヲタ女子プロ作家。秘密のガゼボで、推しグッズやヲタ談義に花を咲かせる主人公たち。

    主人公の行動で、ゲームのシナリオが少しずつ変わっていきます。

    まず、婚約者レティーツィアが最近自分の側にいない事にそわそわし始めるリヒト様。

    そして、シナリオ通りにいかないわ、リヒト様に相手にされないわ、と苛立つヒロインマリナ。
    こちらも転生者だと思われますが、腹真っ黒の完全な悪役ポジションとなっていて、レティーツィアを陥れようと画策します。


    8話から10話は、ようやく主人公レティーツィアとリヒト様二人だけの回。

    突然リヒト様登場に、神!!と拝む主人公、妄想からすぐ抜け出せない癖にもリヒト様はサラッと対応、妄想願望にも早速応えてあげるところも良かったです。
    おそらく、今後の道を示すような重要なエピソードだと思います。

    そしてこのあたりから、王子達や従者達の表情や台詞などで今後の展開を読み解く場面が増えてくるので、それに乗じてストーリーの面白さも加速しているように感じました。

    最新話の13話、腹真っ黒マリナの思惑通りいくかどうか、リヒト様と主人公の関係にどう響くか、いいところで一巻が終わったので、続きの配信が楽しみです。

    • 4
  9. 評価:4.000 4.0

    序盤☆2〜最新26話まで☆4に!

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    最初は、この作品の長〜いタイトルがB級以下の匂いプンプンで、流行りの悪徳令嬢に乗っかったありがちな転生ものだろうと期待しないで読み始めました。

    正直、配信中の1話〜13話まで1巻が☆2で途中脱落しそうでしたが、
    14話から26話まで2巻が、徐々に面白くなってきたので☆4にしました。

    まず、残念な点ですが、
    ヒロインの語り説明やセリフが非常に多すぎること。暴走キャラという設定を考慮しても多すぎる。
    終始、文字に偏りすぎている印象を受けたので、絵やエピソードで想像力が掻き立てられないところ、そのあたり序盤から疲れてきて何度か寝落ちしてしまいました。
    イチ読者目線ですが、この文字と絵の比率って、コミカライズ作品の勝負どころかなあと個人的に思うので、いくら絵が綺麗で原作が良かったとしても、バランスが悪いとちょっともったいなあと感じます。

    そんな理由から、序盤はヒロインにはなかなか感情移入できませんでしたが、
    逆に、相手役のウィリアム王太子のキャラ立ちがあったから、ストーリーに興味を持つことができたと思います。
    立場上、周りの大人たちと渡り合うために身につけたあの処世術、キラキラして腹黒いところ、ヒロインより一枚上手を行ってるところも良いです。

    この作品のもう一人の眼福イケメンである、ヒロインの”意地悪”な兄も良いです。
    まず最初の登場からすでに何かあると思わせるようなキャラ立ちをしていたし、ただの意地悪には思えなかった。
    キラキラ腹黒ウィリアム王太子とは反対のタイプかなと。実は二人ともヒロインを大切に想っているので、早くその想いに気づいて欲しいですね。

    でも、ヒロインのシナリオでは、聖女と王太子の邪魔をしない、処刑されないように穏便に婚約破棄、そしてこっそり町で商売して一人で生きていく。。
    まあいろいろと逞しいけど鈍感すぎて、今のところ、腹黒王太子と意地悪兄二人に翻弄されっぱなし。
    段々とモヤっとしてきたところで、
    ピシャッと兄の言葉、”頭を冷やし現実を見ろ。”
    ヒロインに関してはこれに尽きます。

    最新話では、鈍感なヒロインが王太子に婚約破棄をしたいと告げてちょっと面白い展開になってきたので、
    次の配信からは、ヒロインの”気づき”と、ウィリアム王太子の頑張りに期待したいです。
    そしてまた、兄の登場も楽しみにしています!

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    最新26話まで予想が変わりました。

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    最初、あらすじだけを読んだ段階では、
    タイトルの”こじらせ王太子” は、十項目の条件を出した金髪のジョアン王太子かと思いました。

    でも、死んだはずの赤毛の第一王太子エディが途中から登場してからは、こっちが本当の”こじらせ王太子”じゃないかと考えがすぐ変わりました。

    第一話冒頭の、この姫さまにあの大恋愛が訪れるなんて。というくだり。。

    以下の伏線を繋ぎ合わせていくと、エディがお相手最有力かなと思いました。

    まず、10年前に間違いなくレイリアとエディは出逢っている事。
    断片的な夢とジョアンの話によると、レイリアは怪我を負ったエディを助けている。
    おそらくその時にすでに、”祝福のお裾分け”もしているのではないか? それが”印”って意味か?

    その後、レイリアは不慮の事故で記憶を無くし、エディは毒騒動で身動きとれず、結局再会の約束を果たせなかった。そこからずっと初恋を見事にこじらせているエディ。

    記憶を無くした後もレイリアの夢に赤毛の男の子が度々出てくる事。

    祝福の能力を持つレイリアや、”印”のある人間以外には無関心な妖精が、幽閉されているエディのもとへ何故かレイリアを導いた事。

    オセアノの妖精たちの中でも強い妖精が一人だけ群れと離れておそらくエディを守っている事。理由はレイリアに話せないとの事。

    エディが鉱石に詳しい事。
    事故の時レイリアが握りしめていた持ち主不明の謎のピアスは、おそらく再会を約束したエディから貰ったものではないかと推測。
    もしそうであれば、レイリアにとってもエディが初恋だったのではないか?

    そして、レイリアがジョアンに言った、お互いの共通点は”ブラコン”、、って言葉。
    結局ジョアンは兄の初恋を応援していく姿勢は変わらない、そして二人の間は友情ではないかと感じました。

    エディ、ジョアン二人から手にキスをされたレイリアが、その意味をジョアンに尋ねていましたが、エディの真意を気になっている所も無意識に惹かれているのではないかと思いました。

    エディ大本命、ジョアン大穴くらい可能性低いかなと、、まあ個人的な予想です。

    あと、レイリアの父と兄様が言っていた話。
    本人も知らない”金鉱脈を消滅する力”や”怪しい二人組”も謎。今後は、大国ミドラスが絡んでくるのかな。

    悪そうなマンソン一族もどの様に回収していくか、今後期待しています。

    • 2
全ての内容:★★★★☆ 1 - 10件目/全12件

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