3.0
やはりラストがちょっと
最初は萌と史緒のダブルヒロインでそれぞれの成功を掴んでいくサクセスストーリープラス恋愛かと思いきや、萌はあくまでトリックスターだった。史緒が主人公で理想なのは分かるけど、展開がパーフェクト過ぎてあまり感情が入らず。そしてラストは、あまりにもご都合主義的で好きになれないなぁ。悪い子は最後改心しライバルに感謝して子供は残し呆気なくさっといく、子供はシンママでなくお金持と美しいママのもと何不自由なく愛され育つと。もうちょっと最初の方の複雑味をラストにも残して欲しかった。そう言えば一条先生の作品は10代中盤になったあたりからしっくりこなくて読まなくなった。序盤のギミックはいつも興味を惹かれるのだけど、中盤から主人公が無双過ぎて最後は主人公を中心として上手くまとまり過ぎてめでたしめでたし、だからか。
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プライド