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周りの声に押し潰されたのかもと思うと、家重の人生は切ない。見かけで判断され、人と比べて荒んでいく、差別と孤独と今に通じるものもあって、胸が痛かった。吉宗が認めていたことが救われた。
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周りの声に押し潰されたのかもと思うと、家重の人生は切ない。見かけで判断され、人と比べて荒んでいく、差別と孤独と今に通じるものもあって、胸が痛かった。吉宗が認めていたことが救われた。
玉栄は離れててもやはり有功様に見送ってほしかった、有功様もずっと気にしていた、そう思うと泣ける。そして、みんなに裏でバカにされながらも、ただ深く松姫を想い続けたおでん様が優しくて、本当は上様もそうありたかったのだろうし、そのおでんに救われていたのがわかって、とても悲しく、温かい気持ちになった。お伝を見初めた上様は、やはり見る目があったんだなと思う。
御台様を平然と止めてからの、吉保。もう長くない上様を、最後は御台様ではなく自分で終わらしたかったのかな?上様は怖いほど人を魅了する人だったから、周りの人も殺してでもってなるのだろうか。
やっと結ばれたと思ったのに…。やっと上様が孤独でなくなったと思ったのに…また孤独。あまりに酷な人生だと思う。せめてこれから先、心にこの日を止めて生きていったと思いたい。
綱吉は賢く素晴らしい方だったはずなのに、これほどに言われるほど落ちてしまった、その理由が、自分を心から愛してくれる人を求め続ける孤独が故だと思うと悲しい。
上様と同じように思っていた、必要だったはずだと思う。お互いが。でも、あの時は意地とかあったのかな、好きだからこそその他大勢にはなりたくなくて。あの時はその他大勢になるしかない場所にいたから。好きだからこそ、対等でありたかったのかな、でも、その選択が上様の孤独に拍車をかけた、ただただ切ない。
悲しすぎる、父のために犠牲にしてきたものがあまりに大きい。
この年になって、こんな言葉を書いていいかはわからないけど…、鼻血出そう( 〃▽〃)
吉宗がかっこよすぎる。そして、やっぱり上様は見る目がある。
有功様はまさに賢者で手を合わせたい位だったけど、この人はまさに曲者。これも魅力的。
大奥
091話
第三十一回(3/3)