戦闘は続くよどこまでも。第1試合目決着の回。
この作家さん、人以外の描写も上手で感心してしまいます。戦闘シーン、ファンタジー好きとしてはたまらんです。
-
2
11204位 ?
戦闘は続くよどこまでも。第1試合目決着の回。
この作家さん、人以外の描写も上手で感心してしまいます。戦闘シーン、ファンタジー好きとしてはたまらんです。
水の中では圧倒的不利かと思われたホルスは善戦。セトは他の神たちが力を貸していることに気づきます。そしてイシスもこっそりと試合に介入。バレなければいいって、やっぱりあの二人似たもの姉弟ですわ。そしてセト!!自分からホルスにちゅー。そいうことしてフラグ立てるから狙われるんですよ…。一方のホルスは完全に叔父様にぞっこんラブみたいです。やはり二人は過去に出会ったことがあるようですが…。
いよいよエジプトの玉座をかけた三本勝負が始まります。一本目は「水中息止め対決」。いきなり派手に能力をぶちかましてセトがホルスを圧倒しています。あとクジが入っている壺が勝手に中身をシェイクしてて、結構高性能でした。
今回も伏線らしき話と回想が入り混じっていて少し難しいです。特に気になったのはホルスとセト。裁判の直前に初めて会ったはずの二人なのに、ホルスは子供の時にセトと直接会ったかのような描写が。どういった伏線なんでしょうか。ちなみにセトの仕打ちに怒り狂っているイシスの腕の中で、そんなことどうでもいいんです、と呟く子ホルスが冷静で何かシュールでした。子供の頃からテンション低かったのかな(笑
ここに来てようやくBLを匂わせる場面があります。これ多分ちゅーしてるんやろなぁってくらいですが。加害者であるはずのセトが被害者のオシリスに対して激しく怒っていてオシリスもそれを受け入れている。セトが兄を殺した理由はもしかして…と妄想が膨らみます。
裁判の途中で力を解放するセト。台詞が小物臭いですが誰も彼を止められない…と思いきや、マアトが何らかの能力を発動したみたい。セトとホルスは例の影絵に…ファンタジー要素が強いとあの影絵が出てくるんでしょうか。ジタバタするセトがコミカルです。
オシリスが証人として簒奪の日の出来事を語ります。淡々と証言するオシリスは嘘は言っていない。でも敢えて言っていない事実があるということは勘がいい人ならすぐ気づくはず。それにしてもホルスのテンションがずっと低すぎるのが気になります。イシスとの温度差が凄い。
憎いオシリスが現れたことで激昂するセト。それを止めたのはラーですが…オシリスとは凄く仲が悪そうで牽制し合っているのが伝わります。オシリスを歓迎するというマアトたち(ラー除く)はいい雰囲気になっていますが、肝心のセトとホルスまでもが蚊帳の外。
ホルスの一撃を砂になってかわしたり、砂巨人にバージョンアップしているセトの力を見ると、別の漫画の風影様の忍術が思い浮かびます。セトを裏切っていたアヌビスの手引で神たちが次々に登場。セトは「お久しぶり」と言っていますが、本当に彼らは何百年も何してたんでしょう。
今回は文字が多く、推理や考察しながら読む必要があるかも。1話でオシリスの遺体がナイル川に流されたくだりはさらっと読んでいましたが、セクメトは何らかの意図があってセトを唆してやらせたみたいですね。
ENNEAD
015話
ENNEAD(15)