5.0
せんねんのはな、せんねんのはな
最終話まで読み切ってから、第一話に戻って読んだら…叶ったんだねって言いたくなりました。
幼い薄星の拙い願い事から始まって、2人で少しずつ願いを重ねていった優しく辛く切なく温かい話でした。涙無くして読めなかったです。
最後、心は薄星が、身体はジャハルが、王宮から連れ出し何処かへ連れて行ってくれたんだと、信じています。姫様を深く愛して最後の約束を絶対叶えてくれたと思うから。全てからの解放。そしてただの2人でいることの願い。
でも、やっぱり、生きて悲しい別れはないほうがよかった。辛い別れを経験しないでほしかった。ただただ2人でいて、2人で旅立ってほしかったと願ってしまいます。
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4
女王の花