3.0
完結おめでとうございます。
まずはお疲れさまでした。
中盤の話の進み具合からは想像もつかないほどの駆け足の終盤。
西部編、砂漠編で時間をかけたり、あちこちで伏線を張り、思わせぶりに種を蒔いたものの回収がなくて雑。
皇帝の真意や思惑が最後まで謎で勿体ない。109話はなかなか良かったのに。
ローハン卿の処遇やその後も謎。
結局、西部の悪魔とは?前皇后の死の真相は?
前世の番犬と鍵であるデール卿とロゼニンの今生での活躍も期待しただけにチョイ役で残念。
終盤に突然出てきた精霊使いたち。
どのキャラクターも魅力的でポテンシャルが高いだけに、どれもほぼ放置やフェードアウト、お察し下さい状態なのが残念。
アセンシオ、レオンの結末はしっかりあったものの、彼らはその後の未来が重要なキャラクターだけに消化不良。
アグニス兄さんもそう。
5年後の彼らがとても見たい。
エルサのひとり旅エンドは唐突でよくわからない。
最後までエルサの戦いを見届けた達成感はあるけれど、終盤に至るまでの伏線やキャラクターが置いてけぼりの強引な畳み方は残念だった。
今からの全話購入はおすすめできないが、大量無料などの機会があれば読んてほしい作品。
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